女装マニアでゲイの原田のぶお(古田新太)が赴任してきてから、旧弊な学校体質がはびこり、不良生徒が跋扈していた豪林館学園高校も大きく変わり始めた。
この日は、学校内で拾ったスマホを届けに職員室にきた若林優馬(長尾謙杜)が、持ち主の女子生徒・愛理に「見つけてくれてありがとう」と礼を言われて一目惚れした。若林は人と接するのが苦手でいつもマスクで顔を隠していた生徒だ。同じクラスの明智秀一(永瀬廉)ら不良グループに、原田のぶお(古田新太)を辞めさせるために、校舎の屋上から飛び降りろと強要されたが、逆に原田に助けられたことがある。
若林の恋心を知ったクラスのリーダー東条正義(道枝駿佑)と原田は応援しようとするが、若林は「無理だよ、僕には」と尻込みしてしまう。お節介心に火が付いた原田は、「恋はフィーリング、タイミング、ハプニング」と、女子生徒らの協力のもと、若林に「愛理の連絡先を聴き出せ」という課題を与える。
その頃、原田に反抗的な明智らの不良グループは仲間割れが始まっていた。第4話で、職業体験授業をサボった明智らの代わり、工場長に土下座して謝る原田に感銘を受けた駒井和真(堀家一希)が、グループを抜けると言い出したのだ。東条も明智と距離を置くようになっていた。
もうひとつの恋の行方も気になる。美人だが男勝りの教師・里見萌(白石麻衣)が、生徒の心をつかんでいく原田に惚れてしまっていたのだ。(5月18日よる10時放送)
寒山