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<なつぞら>(第43話・5月20日月曜放送)
なつの旅立ちの日――牧場に一人残って大泣きするじいちゃん!「気ぃつけて行け」

   柴田牧場の長女・夕見子(福地桃子)に北海道大学から封書が届いたが、それを持って2階へあがったきり降りてこない。合格したのか、ダメだったのか、みんな気をもんでいる。

   部屋を覗いてみると、夕見子は合格通知書を持って眠りこけていた。新聞には「音問別初の女子北大生誕生」の見出しで夕見子のことが掲載されてた。

   なつ(広瀬すず)は、次は自分の番だと気合いが入っている。東京で漫画映画に挑むのだ。旅立ちの日に、帯広の菓子店「雪月」でなつの送別会と夕見子の合格祝いをすることが決まっていた。

   ただ、泰樹(草刈正雄)だけは「牛を放っておけない。わしはもう十分だ」と牛の世話をしながら一人で留守番をするという。実は、なつとの別れが切なくて、涙を流しそうなので、誰にも見られたくなかったのだ。

   「気ぃつけて行け」

   やっぱり、じいちゃんは牛を相手のオイオイと泣いた。

送別会の天陽「俺は、なっちゃんが好きだ」

   送別会では、夕見子、雪次郎(山田裕貴)、なつの順番で挨拶をする。なつははち切れそうな思いを込めて語りだした。「私の目標は、東京で漫画映画を作ることです。ずっと私を幸せにしてくれたのは、柴田家の家族です。できれば、ずっと家族と一緒に酪農をやりたい気持ちがあったのは本当です。裏切るのは辛いけど」

   すると、とうちゃんの剛男(藤木直人)が何度も「ありがとう」と繰り返した。「みんな応援しているから、元気に行っておいで」と富士子の顔は優しい母の顔だ。

   天陽が立ち上がって一言いう。「なっちゃん、今までありがとう。俺は、なっちゃんが好きだ。それは、これからも変わらない」

   天陽の心のこもった正直な気持ちに一同が息をのむが、みんなでなつに拍手を送る。なつは泣きながら、泰樹にもらった懐中時計を握りしめた。十勝平野での深いを愛に感謝するなつ。故郷である十勝への感謝の気持ちを込めていよいよ東京へ旅立つのである。(NHK総合あさ8時放送)