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丸山議員「言論の自由」発言は笑止千万! 青木理が「憲法と国際法に完全にダブル違反」とバッサリ

   「戦争発言」で、野党から辞職勧告決議案を出されている丸山穂高議員(35)が20日(2019年5月)、「私が辞めることで前例を作ってしまいかねないので、絶対にやめるわけにはいかない」と、議員辞職を改めて否定した。さらに、日本維新の会がロシア側に謝罪したことを巡り、松井一郎代表と対立する事態になっている。

   丸山議員はまず、松井代表がツイッターで「丸山君、アルコール依存症は精神的なダメージがある」と投稿したことに対し、「非常に遺憾、撤回と謝罪をしていただきたい」と反論。

「私がやめると前例になるので絶対やめません」

   さらに、日本維新の会幹部が17日、ガルージン駐日ロシア大使に会い、丸山議員の発言を直接謝罪したことについて、「北方領土を不法に占拠したのはロシア側だ。謝罪をしに行くというのは大変に問題がある」と批判した。

   ジャーナリストの青木理氏は「丸山議員の言っていることにも一部、一理ある」と説明を始めた。「例えば戦前、反軍演説をした人が除名になったこともある。発言によって選挙で選ばれた職を簡単にクビが切れる状況になると、社会の空気がガラッと変わったときに一生懸命抵抗した人までクビになってしまう。だからこそ、議員辞職勧告決議は刑事事件の嫌疑がかかった人にしか適用されなかったわけです」

   そしてその後、「その上で、丸山議員の発言を考えてみると、刑事事件にはなっていないが、完全に憲法違反ですよね。領土を戦争で取り返すなんていうのは国際法にも違反している。往生際の悪いことをしてないで辞めた方がいい」とバッサリ。

   菅野朋子(弁護士)「言論の自由がどうのこうのという話ではないですよね。話をすり替えてしまっている」

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「ロシア大使に謝罪に行ったのは、解決する手段として戦争を持ち出したことに対する謝罪です。そんなことも分からないのなら、国会議員としての資格はない」