2019年 11月 14日 (木)

80歳ドライバー、歩行者に突っ込んだままアクセルを踏み続け... 4年前に娘を失った遺族、池袋事故に「またか...」

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   87歳のドライバーによる池袋暴走事故が問題になっているが、モーニングショーは、4年前にさいたま市で起きた同じような事故の遺族を取材した。

   当時高校1年だった女子生徒の命を奪ったのは、80歳(当時)の高齢ドライバーが運転する乗用車だ。原因はアクセルとブレーキの踏み間違えで、池袋の事故と共通点がある。

   2015年12月23日、稲垣聖菜さん(当時15歳)は、楽しみにしていたライブに行く途中、事故にあった。横断歩道にある鉄柱に差し掛かったところで、車が突っ込んできた。

   聖菜さんは車と鉄柱に挟まれたが、80歳の運転手はアクセルを踏み続けた。母親の智恵美さんは「娘が背負っていたリュックの中にあった、iPadが鉄柱の形に折れ曲がっていた」とそのすさまじさを語った。

娘の命を奪った事故の教訓、生かされず

   事故当時、娘が身に着けていたワンピースを見つめた智恵美さん。いたるところが裂け、血痕が残っている生地を愛おしそうになでていたが、話すうち、泣き崩れてしまった。「ごめんなさい...」と喉から絞り出すように声を発した。加害男性は今年(2019年)2月に死亡しており、「怒りのやり場がない」とも話した。

   さいたまの事故では、加害者に1年6か月の実刑判決が下された。判決前、智恵美さんは「娘のような被害者を出したくない。危険な高齢ドライバーは、免許証を返納すべき。運転する人やその家族の人が、高齢者の運転は危ないという意識を持ってほしい」と報道陣の前で訴えた。

   しかし今回、教訓は生かされなかった。「またか...っていう思いです」と智恵美さん。そして「交通の便がよいところなのに車を運転して事故を起こすことに憤りを感じる」と話す。

   青木理(ジャーナリスト)「日本の交通事故は欧米に比べ、運転手人より歩行者が死亡する率が高い。歩車分離ができていない。先日の大津の保育園児の事故もそうです。その面でも行政がやるべきことがあると思います」

   菅野朋子(弁護士)「お母さまが本当にいたたまれないですが、結局同じことがまた繰り返されてしまった。(池袋事故の遺族の)松永さんの会見には私も同席しましたが、ご自身から『伝えたいから』と立つのが精いっぱいの状況で会見に臨んだ。そういう思いを受け止めていかなきゃと思います」

ピノコ

文   ピノコ
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