2019年 12月 16日 (月)

刑務所が「終の棲家」に・・・増える高齢女性受刑者!認知症・貧困・孤立で介護施設化

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自治体が住い探しや福祉手続きをサポート

   出所後、身寄りのない元受刑者のサポートのため、都道府県ごとに「地域生活定着支援センター」が設置されている。自治体の補助金などで運営され、食事の提供や見守りのサービスを受けることができる。一人暮らしの高齢者や身障者の住まい探しや福祉サービスを受けるための手続きを支援し、元受刑者が地域で暮らしていけるように環境を整える。

   85歳の女性も愛知県のセンターが支援し、センターが管理するアパートで暮らし始めた。今後、半年の間に、住まい探しや介護サービスの手続きを行っていくという。センターでは、適切な支援を続ければ一人暮らしの高齢女性の犯罪は減らせると考えている。

   キャスターの武田真一「受刑者たちが、刑務所をありがたいというのを見るとホッとしますが、やはり違和感もありますね」

   村木教授は「あれだけケアしてもらえば、そんな気持ちにもなりますね。本当は刑務所に入る前に、介護とか生活保護とか、刑務所の外の問題があります」

   龍谷大学の浜井浩一教授はこう解説する。「犯罪の背景には、社会的孤立があるということです。誰も心配してくれる人がいない状況から逃れたくて、刑務所に戻ってくる人たちがいます。日本社会が抱えている問題性を刑務所が体現しているとも言えますね」

   出て行ってもまた戻ってしまう「負の回転扉」を止め、刑務所が高齢女性の「終の棲家」になってしまわないようにするにはどうすべきか。

   村木氏「刑務所から出てきた人たちにとって、一番大事なものは居場所と出番です。誰かの役に立てるとか、誰かにありがとうと言ってもらえる場所。それが大事だと言われています」

NHKクローズアップ現代+(2019年5月21日放送「刑務所が"ついの住みか"に!?~おひとりさまが危ない~」)

文   バルバス
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