2024年 4月 19日 (金)

<なつぞら>(第48話・5月25日土曜放送)
なつにとってアニメーターへの最初の関門。「東洋動画」の採用試験の日が来た

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   咲太郎(岡田将生)は女優の付き人として訪れた撮影所で、東洋動画の社長・大杉満(角野卓造)に出会う。そして思わず、「妹が東洋動画に入りたがっているので、名前だけでも覚えてやってほしい」と頼んでしまう。

   その頃、なつ(広瀬すず)は久しぶりに会った信哉(工藤亜須加)とおでん屋「風車」の岸川亜矢美(山口智子)を訪ねていた。信哉は放送局に就職したばかりだ。

   亜矢美は咲太郎と出会ったいきさつを語り始めた。咲太郎が浮浪児から袋叩きにあっていたところを助け、藤正親分こと藤田正士(辻萬長)のところ連れていったという。

   カウンターの端に座っていた藤田は、「ラーメンを食わしてやったらぽろぽろと泣きだしてな」と、少年・咲太郎の思い出を語った。咲太郎は「「北海道に行きたいんだ。妹を迎えに。親分、どうやったら金を作れますか」と聞いたという。なつのためを思って北海道に行かせたものの、1人になると会いたくてたまらなくなり、迎えに行こうとしていたのだ。

   「お兄ちゃんが、北海道へ?」と、なつは意外な話に驚く。信哉は「まったく同じことを考えていたんだな。なっちゃんと同じことをしていたんだよ、あいつも。帯広と新宿で」と声を震わせた。

じいちゃんにもらった懐中時計を握りしめて・・・

   ステージで踊る亜矢美を見て、ムーランルージュで生きる決意をした咲太郎は、亜矢美にとっても生きる希望にもなった。「あなたがいてくれて、本当に良かったです。私にも、北海道に家族がいます。だから、亜矢美さんを否定すると、私は北海道の家族を否定してしまうことになります。だから、本当にありがとうございました」

   なつは「川村屋」で働きながら、夜は自室で絵の勉強に励んだ。なつの絵はアニメーターの先輩、仲努(井浦新)と陽平(犬飼貴丈)にも好評だ。夢に向かって順調に進んでいるように思えた。

   6月。いよいよアニメーターになるための「」試験の日がやってきた。「じいちゃん、いくべ」。なつは泰樹(草刈正雄)がくれた懐中時計を強く握りしめ、試験会場に入っていった。(NHK総合あさ8時)

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