足の指、ちゃんと地面に付いてる？ 現代人の6割が「浮き指」ひざ痛の原因にも

   「ひざ痛予防＆対策SP」ということで、遠藤亮アナが「ひざ痛の原因になってしまう悪いクセがあるんです。あなたも知らず知らずにやってしまっているかも」と切り出した。

   足の健康科学が専門の阿久根英昭・桜美林大学特任教授のもとを訪ねた遠藤アナが、立っている時の足裏への体重のかかり方を調べたところ、足の指が地面に付かない「浮き指」が発覚した。

   今まで10万人の足を見てきたという阿久根さんの調べでは、現代人の6割以上が浮き指になっているという。

   浮き指が多い理由を、整形外科医の佐野みほろさんが「現代人は靴下やストッキング、靴を履くので、5本の指で土をつかむ習慣がないんです」と解説した。

簡単ストレッチで改善できる

   浮き指がなぜひざ痛の原因になるのか。新潟医療福祉大学の阿部薫教授は「足の指は足裏全体の約20％を占めているので、浮き指だと20％も狭い面積で立ったり歩いていたりすることになる。非常にバランスが悪く、ひざにも大きな負担がかかります」と語る。

   自分が浮き指かどうかチェックするには、自然な姿勢で立ち、つま先にハガキくらいの厚さの紙を差し込む。紙が差し込めたら浮き指、差し込めなければしっかり足の指が地面に付いていることになる。

   浮き指は簡単なストレッチで改善できる。まずは指の柔軟性と可動域をアップするストレッチだ。手の指を足の指の間に入れたら、足の指を上に10回、下に10回曲げる。

   次に「グー・パー運動」。足の指を思い切り閉じるグー、思い切り開くパーを10回ずつ、1日3セットを目安に行う。

   簡単に思えるが、浮き指の遠藤アナは「きついですね...足の裏がつるかつらないかの瀬戸際です」。

   阿久根さん「足の筋肉が弱っていることが足の機能に関係しているんです」