J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

2人が犠牲になった登戸通り魔事件 現場に残る犯人の強い殺意、子どもの安全をどう守るか?

   混雑する早朝の通勤通学路でとんでもない通り魔事件が発生した。28日(2019年5月)午前7時45分頃、神奈川県川崎市の登戸駅付近の路上で小学生が刺されたと119番通報が入った。

   凶行が起こった現場はJRと小田急の登戸駅から西へ300メートルほどの住宅街。現場付近にはコンビニもあるが、その駐車場や近くの路上、マンション入口、バス停と、少なくとも4か所に大量の血痕が。上空からの映像では血痕が50~100メートルにわたって点々と続いているのが確認できる。現場からは凶器とみられる包丁が2本見つかった。

「被害者の側も避けようがない事件が最近多い」

   刺された被害者は少なくとも16人、小学生の女の子1人が死亡した。刺したと思われる男も、自ら首を刺し、死亡が確認された。また、番組終了後、刺された30代の男性の死亡が確認され、犠牲者は2人になった。

   刺された小学生たちは近くにあるカリタス小学校の通学バスを待っていた。

   犯人と思われる男が警察に連行される様子を見たという人によると、男は「どうでもいいや」という表情で、普通の状況ではなかったという。一方で、スクールバスの運転手は、市営バスの前で犯人と思われる男が倒れていたと証言するなど、情報は錯綜している。

   近藤春菜(お笑いタレント)「大人一人がこれだけの人数を刺すというのが考えられない。首のあたりを狙っていたというのが生々しい。自分で首を切ったということは自殺を図ったのかもしれないが、なぜこんなに人を巻き込むのか」

   箕輪厚介(編集者)「血痕を見ると、刺して歩いてまた刺してと見える。犯人の精神状態を含め、異常すぎる」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「最後の方は逃げようとする人がいるはず。血だまりがあるとなると、止まって深く刺したことが推測できる。殺意の元に何があったのか」

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「被害者の側も避けようがない事件が最近多い。どうすれば助かるのか考えるが、毎回、答が出ない」

   箕輪厚介「幼稚園までは親が送迎するが、小学生に入ると自分で通学するので一番無防備な時期になる。スクールバスを待っている小学生を襲うというのは明確な殺意がある。これからの情報が気になる」

みっちゃん