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児童襲撃の岩崎隆一「典型的な拡大自殺」幸せそうな人を巻添えにしたい

   川崎市多摩区の児童殺傷事件で、首を切って自殺した岩崎隆一容疑者(51)はどんな人物なのか。岩崎の自宅は犯行現場から4キロ、徒歩1時間の距離にある。近所の住民は「小さいころは、兄たちとよく遊び回る普通の子供だった」「このごろは暗い感じで、下を向いて猫背で歩いていた」と話す。

   80代夫婦と同居していたが、実の親子ではなく、「引き取られたらしい」という。自宅の雨戸はいつも閉めてあったそうだ。

   事件当日は、黒いTシャツに紺色のジーンズ姿で、短髪だった。「丸刈りに見えた」「手袋をしていた」という目撃者もいる。

丸刈りにして準備

   司会の小倉智昭「自殺したから、動機がわからずに終わる可能性があります」

   吉川祐二(元警視庁刑事)「丸刈りにしたのなら、自殺するつもりだったのかもしれません。手袋は血で滑るのを防ぐためでしょう。これまでの通り魔にない形態の犯行です」

   犯罪心理に詳しい碓井真史さんによると、事前に犯行のイメージができており、想像力や準備力を感じさせ、「自分より立派な人、幸せそうな人、弱い人を狙った可能性があり、社会に復讐する心理が働く典型的な拡大自殺」と解説する。

防ぎようがない通り魔

   キャスターの伊藤利尋アナ「防ぐ手立てはないものでしょうか」

   吉川「防犯に100%はないが、バス停にこうした犯人に対応できる力のある人をつけるとか、すき間を埋めることはできます」

   小倉「(これ以上警備を強化して)子どもたちの自由を奪うのはしのびない。こういう犯人が出ないようにする心理対策とか、そちらを充実させる方がいいんじゃないでしょうか」