J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

<なつぞら>(第53話・5月31日金曜放送)
再挑戦で「東洋動画」に合格!十勝の柴田牧場はもう大騒ぎ

   おでん屋「風車」の女将・岸川亜矢美(山口智子)は、なつ(広瀬すず)が下宿している新宿のレストラン「川村屋」を訪れ、咲太郎(岡田将生)が心の支えにしてきたという1枚の絵を差し出す。父親の描いた絵を思い出しながら、咲太郎が描いた家族の肖像だった。実物はなつが持っている。

   亜矢美は「咲太郎はそういうやつなのよ。どんな迷惑をかけたかも分からないけれど、いまも、そうやってあの子は生きてるの。それだけは分かってやって」と優しい目をした。

   夕方、なつは「風車」の2階に住む咲太郎を訪れた。前の晩、ひどいことを言ってしまったことを謝るためだ。しかし、咲太郎は「お前が東洋動画に落ちたのは俺のせいだ」と打ち明ける。自分が出しゃばって、大杉社長にいろいろ話したせいだというのだ。落ち込む咲太郎に、なつは言った。「そんなことない。あれは自分の実力。そうじゃなきゃ見返せないでしょ」

   「見返す?」と驚く咲太郎に、なつは9月に行われる東洋動画の試験に再チャレンジすることを伝えた。「アニメーターの試験ではないけれど、それに受かって、必ず漫画映画を作ってみせる」と宣言した。

会ってほめてやりたくて仕方がないじいちゃん

   9月になって、なつは試験を受け、見事に合格した。不合格の時は北海道の柴田家に手紙を書くのをずっとためらっていたが、今回はすぐに連絡した。 柴田牧場ではビールやお茶で乾杯し、かあちゃんの富士子(松嶋菜々子)が作ったごちそうを並べ、なつの席には木彫りのクマが置かれていた。

   富士子は「ちょっとでも帰ってこられるといいのにね」と言うが、とうちゃんの剛男(藤木直人)は「これでなつは、ますます忙しくなるだろうな」とあきらめ顔だ。「帰ってこんのがいい知らせだ」という泰樹(草刈正雄)だが、富士子は「すごい強がり」と見透かしている。じいちゃんが誰よりもなつに会いたいのだ。

   なつは、「風車」に立ち寄る。亜矢美に、咲太郎と一緒に風車に住まわせてほしいと頼むためだ。(NHK総合あさ8時放送)