J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

NHKで捏造ドキュメンタリー!「家族・恋人レンタル」業者が話でっち上げ

   NHKは29日(2019年5月)、家族や友人・恋人をレンタルするサービスを提供している会社や経営者を紹介するドキュメンタリー番組で、ヤラセや捏造があったと謝罪した。

   番組は昨年11月(2018年)に国際放送「NHKワールドJAPAN」で放送された「HAPPIER THAN REAL」で、病気で妻を亡くした依頼者に妻役と子供役2人の3人を派遣して、家族団欒を演出する様子が放送された。家族役は代行スタッフやこの会社の社長が演じたが、実は依頼者もスタッフだったのだ。つまり、出演者にヤラセであっただけでなく、依頼そのものが捏造だったのだ。

週刊新潮の指摘で大あわて

   サービス会社側が、顔出し出演してくれる依頼客をNHKに紹介することができないため仕込んだようで、NHKのディレクターはまったく気づいていなかった。

   NHKはこの疑惑を週刊新潮(6月6日号)から指摘され、大慌てで調査すると事実と判明。「事実と異なる内容を伝えたことは極めて遺憾で、視聴者の皆様におわびします」としている。(テレビウォッチ編集部)