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孤立深めていった岩崎隆一少年!先生に怒られ、勉強苦手、からかわれやすい嫌われ者・・・

   川崎市で、スクールバスを待っていた小学生ら19人を殺傷したのち、自殺した岩崎隆一容疑者(51)はどんな男だったのか。「ビビット」は小学校の卒業文集や同級生らの話を集めて取り上げたが、そこからは子どものころから孤立していく様子が見えてきた。

   半ズボンにベスト姿でブランコに立ち乗りしている少年の写真があった。そこへ、クラスメートが印象を書き込んでいた。「岩崎くんは、先生におこられているときが多いです」「授業中ふざけている時と真面目な時があります」「いつも男の子たちとボールで遊んだり、友達に乗っかったりしてふざけることも」

   担任もこう書いていた。「動物の世話が大好き。けんかも・・・好きなのかな?」「1人でいる時は物分かりのいい子なのですが、・・・勉強は、人をたよることが多かったですね。自信を持って!!」

   かつての小学3、4年のクラスメートは、「落ち着きがなくて、結構、先生の手を焼かせていたような子供だった」「授業中出て行っちゃって、校庭をフラフラしていたこともあった」「意味もなく、突っかかってくるような感じ」と話しる。交友関係は「あんまり好かれないというか、友達もいなくて、キレやすいところもあった」「相手にされないから、突っかかって、さらに嫌がられる」

   中学校時代の担任を取材すると、「落ち着きがなくて、からかわれやすい感じの子だった」「とくに親しい子というのは感じなかった」

卒業文集「将来なりたいもの 動物園の飼育係」

   近隣住民の話では、両親が離婚して、幼い時に父親の実家に引き取られたのだという。当時は祖母と伯父夫婦とその子供2人がいた。いとこにあたる子供2人は、今回事件になったカリタス小学校に通っており、岩崎は公立学校だった。

   小学校の卒業文集で岩崎少年はこう書いていた。「生まれ変わるとしたら、大金持ち」「新婚旅行 オーストラリア」「将来なりたいもの 動物園の飼育係」

   テリー伊藤(タレント)「高齢の伯父・伯母が亡くなったら、自分はここに住めるかどうかという危機感があったと思いますね。それがプッシャーになったのかな」

   堀尾正明キャスター「80歳代の親の年金がなくなった時、無職の50歳がどう生きるかという話でもある。疎外感でもあるかもしれないですね」

   司会の国分太一「動機はなにひとつわかっていない。これは難しい」