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「岩崎隆一」両親の離婚で引き取られた伯父の家・・・イトコとは入学先も違った扱い

   岩崎隆一容疑者(51)がカリタス小学校の児童を襲ったのは、カリタスに対するコンプレックスがあったのか。岩崎は幼い時に両親が離婚し、父親の兄夫婦に預けられたが、近所の住民は「同居先の伯父夫婦の子ども2人はカリタス小学校へ通ったのに、学力の問題か、経済的理由か分からないが、一人だけ公立小学校に通っており、可哀想だなと思っていた」と話す。

   中学生になると乱暴な言動が目立つようになり、当時の同級生は「鉛筆で手を刺された人もいた。今でも手に芯が残っているといい、みんなが近よらないような雰囲気があった」と話している。

社会的に孤立した暮し150万人

   社会学者の古市憲寿「社会的に孤立した生活をし、仕事もしない、結婚もしない人が150万人ぐらいいると言われます。その人たちのケアは必要だと思う一方で、その人たちのほとんどは平穏に暮らしている。集団・無差別殺人を起してしまった答え探ししたところで、どこまで意味があるのか、ケアできるのか。難しいと思いますね」

   ゲストの犯罪心理学が専門の原田隆之・筑波大教授は「事件の起きたことが前提にあり、ネガティブな情報ばかりが集まってしまう。特異な事件を起こした人を特異な人だと決めつけ排除しようという動きに繋がらないようにすることが必要です」と指摘した。