2019年 12月 16日 (月)

<コンフィデンスマンJP ロマンス編>
大人気ドラマの映画化。ネタ切れ感は否めないが、香港マフィアの女帝を演じた竹内結子は必見の価値あり

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   百戦錬磨の詐欺師集団、コンフィデンスマン(信用詐欺)のダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文夫)、五十嵐(小手伸也)。彼らは日本のヤクザ・赤星(江口洋介)の恨みを買い、命を狙われていた。そんな中、彼らが次に狙った獲物は香港マフィアの女帝ラン・リウ。彼女の持つ、数百億円とも言われる伝説のダイア、パープルダイアだった。

   見習い詐欺師のモナコ(織田梨沙)も加えて、香港へ渡った彼ら。そこで待っていたのは、ダーコのかつてのパートナーで恋愛詐欺の天才、ジェシー(三浦春馬)だった。彼もラン・リウに取り入ろうとしていたのだ。赤星の雇った殺し屋にも追われながら、ライバルのジェシーにも打ち勝ち、見事ダーコたちはダイアを盗むことができるのか。

長澤まさみのコメディエンヌぶりも何だか白々しい

   大人気テレビドラマシリーズの映画化。監督は「コンフィデンスマンJP」の田中亮。脚本は「リーガルハイ」「ALWAYS三丁目の夕日」の古沢良太。本作を一言で言うと「それがありなら何でもありじゃない?」だろう。今度はどんなオチがあるのだろう、とテレビシリーズから観てきた観客は、冒頭から推理し、期待を寄せる。

   それが最後まで行くと、裏切られたように感じる。そうなのだ、ネタ切れ感はやはり否めないのだ。長澤まさみのコメディエンヌぶりも、何だか白々しいし。彼女には明るくて破天荒な役より、何処か影のある大人しい女性の役の方が向いているように思える。そして、東出昌夫のセリフはどうしても棒読みで、演技はやっぱり大根であった。役名のボクちゃん、そのままである。小日向文世なんて、今回は全然目立つ活躍をしていない。

   唯一良かったのは、香港マフィアの女帝ラン・リュウを演じた竹内結子だろうか。「氷姫」の呼び名を持つ彼女は、その恐ろしさを静かに内に秘めながら、同時に純粋な恋心に悩む難しい役。そんな彼女をクライマックスは「極妻」張りの迫力満点の演技で魅せてくれた。彼女の力量を確かめに行くつもりで劇場に足を運んでもよいかもしれない。

PEKO

オススメ度☆☆☆

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