白昼堂々、社長室で殺された女社長。3人の社員が容疑者として浮上するも、彼らのつながりや犯行の動機はさっぱり分からない。「キントリ解体」のタイムリミットが迫る中、真壁有希子(天海祐希)らが大勝負に打って出る!
2019年春ドラマの視聴率トップを快走中だが、主人公の緊急事案対応取調班(通称キントリ)の面々にはチーム解体のタイムリミットが迫る。
ネット広告会社の女社長・宇佐美友香(霧島れいか)が平日の昼休み、社長室で遺体となって発見された。社長室からは凶器とみられるパソコンとIDカードが消えていた。会社内部の者の犯行が濃厚だが、なぜか事件の初動捜査に、本来は取り調べ専門のキントリが駆り出される。
まず第1発見者である人事部の梅田信吾(三宅弘城)に事情聴取するが、事件解決につながる情報は得られなかった。そんな中、有力な容疑者として浮上したのが、営業部の橋下拓海(入江甚儀)だ。橋下は人気アイドルを起用したCMの担当だったが、撮影スケジュールが外部に漏れ、ファンがスタジオに殺到する騒ぎが起きた。
橋下はその責任を何の落ち度もない後輩にかぶせようとしたため、殺される前日、宇佐美社長が「情報管理が甘い!」と橋下を叱責し、担当を外したのだった。それを恨んでの犯行かと思われたが、橋下はアリバイを主張。事件があった昼休みは、アーカイブ室で室長の木崎勝則(橋本じゅん)と二人でいたというのだ。
捜査が暗礁に乗り上げたかに見えたとき、社長室から消えたパソコンが駅のコインロッカーから見つかった。なんと、第1発見者の梅田が事件直後に持ち出し、隠していたのだ。さらに、橋下と木崎の2人きりだったはずのアーカイブ室のごみ箱から、3人分の弁当の空き箱が出てきた。
梅田、橋下、木崎が何かを隠しているとにらんだ真壁有希子(天海祐希)らキントリは、3人の取り調べに踏み切った。「人ひとりが亡くなっているんですよ」と迫る真壁らの追及を、敵もさる者、「こういうのを圧迫面接って言うんです」などとノラリクラリとかわす。
取り調べは難航し、「キントリ限界説」もささやかれる中、キントリきっての頭脳派・小石川春夫(小日向文世)までが「時代を作ってきた自分が、時代に取り残されているようで......」と弱音を吐く始末だ。
年齢も部署も異なる3人の容疑者をつなぐ線とは? 女社長殺害の動機は? キントリの存続をかけた大勝負がいよいよ始まる!(2019年6月6日よる9時放送)
寒山