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福岡・逆走衝突!80歳運転者は意識なかった?時速120キロで600メートル―普通は無理

   「また、ひどい交通事故が起きてしまいました」と司会の小倉智昭が伝えた。きのう4日(2019年6月)午後7時すぎ、福岡市早良区の交差点で近くの男性(81)が運転するワゴン車が逆走し次々に計6台と衝突し、男性と助手席の妻と見られる女性(76)が死亡、7人が負傷した。

   ワゴン車は交差点から約600メートル手前で前方の車に接触、はずみで対向車線に入り猛スピードで逆走し、さらに2台に当たり、交差点で4台目の側面にぶつけた。ぶつけられた車は1回転半するほど激しい衝撃だった。その玉突きで5台目が押し出された。

アクセル踏みっぱなし

   ドライブレコーダーの映像を見た交通事故鑑定人の中島博史さんは、「おそらく時速120キロぐらい出ていたと思います」と話す。

   キャスターの伊藤利尋「異常なスピードですよね」

   小倉「かなり前にぶつかっているんですから、普通はそこでブレーキを踏むでしょう。交差点で衝突するまでアクセルを踏みっぱなしだったと思いますね」

   中島さん「あのスピードで意図的に逆走したら、よほど運転技術に自信があるのか、自殺しても構わないということでしょう。この時点で意識がなくなっていたのではないでしょうか」

   小倉「高齢者が運転していて、なにか病気で意識を失った場合も、警告は聞こえてこないでしょうね。高齢者に免許返納を説得するのは、高齢者事故危険性のデータをすべて出さないと難しいですね」

   深澤真紀(コラムニスト)「高齢者だけでなく、交通システムとか法制とか、考えることが必要ですね」