2024年 4月 21日 (日)

寿司好きはツラい週刊新潮「食べてはいけない」―持ち帰りモノは「添加物ざんまい」なんだって

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   私は寿司が好きだ。昔はすきやばし次郎や寿司幸などにも顔を出したものだったが、年金生活者になってからは、スーパーの寿司を買ってきて、カミさんと食べるのがたまの口福である。

   そのささやかな楽しみさえも週刊新潮は奪おうというのか! 週刊新潮によると、スーパーや駅ナカの寿司を食べてはいけないというのだ。スーパーの寿司に本マグロや北海道産のウニが乗っかっているとは思わないが、週刊新潮によれば「すしざんまい」ならぬ「添加物ざんまい」だそうである。

   何しろタール系着色料や添加物が山盛りだという。タクアンや茎わかめ、みどり豆、とびっこなどの着色料や、ワサビも色調を強くするために添加物が使われているというのである。

   だが、読んで少し安心した。添加物を多く使っているのは、「ちらし寿司」や「太巻き」が多いようだ。私がよく買うイトーヨーカドーでは、うに入り海鮮バラちらし、当店自慢のサラダ巻、当店自慢の彩り五目ちらしが入っているが、握り寿司は入っていない。

   今夜は握り寿司で、友人からもらった加賀鳶を飲むか。8時ごろスーパーに行くと30%引きになるからね。

「カラテカ」入江慎也は吉本興業クビだけで済むのか?闇営業相手は被害総額40億円の詐欺集団幹部

   フライデーが、お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也が吉本興業を通さない闇営業を行っていたと報じ、所属する吉本興業から所属契約を解消された。しかも、それが世間を騒がせた、被害総額40億円といわれる振り込め詐欺集団の忘年会だったというのだ。

   入江が詐欺集団の幹部と親しかった関係で頼まれ、宮迫博之や「ロンドンブーツ1号・2号」の田村亮などを誘ったという。入江は幹部らが詐欺集団と知っていたはずだと、元のメンバーの一人が話している。

   入江は自分の事務所を持ち、このような闇営業をしていたらしいが、この忘年会の謝礼は1人100万円だったそうだが、宮迫はフライデーの取材で「もらっていない」といっている。吉本興業の入江切りは早かった。島田紳助騒動の時のように、暴力団との"痛くない腹"を探られるのを恐れたのだろうか。

   週刊現代が、愛子さんの「逆さバイバイ」が治ったと報じている。2葉の写真が載っている。2013年1月と2018年8月の写真である。ともに皇太子と雅子さんの間に愛子さんがいて、沿道に手を振っている。13年のは、たしかに左手の背をこちらに向けている。今一つの最近の写真は、右手のひらをこちらに向けて振っている。

   逆さバイバイは自閉症の人に多いといわれ、04年6月9日の英国紙「タイムズ」でも、噂だとしながらも「愛子さまが自閉症だという説もある」と報じたそうだ。無学な私は、右手で手のひらを相手に向けて振ればいいんだと教えれば、すぐ治るのではと考えるが、これがなかなか大変なのだという。

   愛子さんにはこれ以外にも、摂食障害ではないかという説まで流れた。そんな不安を吹き飛ばすように、最近の愛子さんは学校でも快活に発言し、雅子さんの回復に合わせるように、表情も豊かになってきている。もうこの母子に心配はないだろう。

   ノーベル賞を受賞した本庶佑京大特別教授と小野薬品との確執は、8年の長きにわたっている。週刊新潮で本庶教授が2時間にわたって小野薬品へ反論をしている。経緯はこれまで書かれているので詳しくは書かないが、本庶教授ががん治療薬「オブジーボ」につながる「PD-1」を発見した時、一緒に開発しないかと持ち掛けたが、小野のほうは及び腰だった。その後、正式に断ってきた。

   仕方なく本庶教授があるベンチャー企業と開発を始めようとすると、慌てて小野は、「やっぱりうちが開発します」と翻してきた。小野との間で契約を交わしたが、パテントに対する知識がなかった本庶教授は、京都大に委託し、中身も見ずにサインしてしまった。

   それは、小野にとって有利なもので、基礎研究の段階で1億円にも満たない資金を出したぐらいだったが、「PD-1」の驚異的な治癒率が明らかになると、小野側はライセンス料の改定を持ち出してきた。それも本庶教授が飲める内容ではなく、現在まで対立が続いているのだ。

   小野薬品のオブジーボのこれまでの累計収入は4000億円に上るというし、これからさらに大きくなると見られる。本庶教授は小野薬品側に、京大に基金として3000億円を払えといっている。そうすれば若い生命科学者たち数十人に、研究費を5年から10年付けてあげられるからだ。

   この争い、本庶教授は訴訟を提起するといい出している。両者の争いいかんでは、学術界が企業から正当な報酬を受け取れる関係をつくれるかどうかの試金石になる。私は、間をとって1000億円程度で手打ちになるのではないかと思う。

ゴルフでもトランプよいしょだった安倍首相――ラフのボール蹴り出しても「さすがお上手」

   元SMAPの中居正広の評判が悪い。最大の理由は、解散する時、ジャニーズ事務を出ると思われていたのに残ったことにある。その後は、中居の番組は軒並み視聴率を落とし、ドラマで存在感を増すキムタクとの差も開くばかりである。

   中居は居残った理由も明かさないし、これからどうするのかも沈黙したままだという。今回、週刊文春が、都内のスーパーで一人で買い物をしている中居に直撃したが、返ってきた言葉は、「もう、何書いてもいいよ」だった。本心は、「これからやりたいことなんて、何もないんだよ」ということかもしれない。

   トランプと安倍で一番気になるのは、ゴルフの腕前である。その疑問に週刊文春が応えてくれた。安倍は調子がいい時だと90ぐらいで回るそうだ。だとすれば100~90台の間というところだろう。トランプはハンデ3といわれているシングルプレーヤー。しかし、その実態は、スポーツ記者が書いた本によると、OKパットを何度も重ねる、ラフに転がっているボールを蹴り出すことも多く、"ペレ"と呼ばれているそうだ。

   <「首相はトランプがどれだけ"イカサマ"を重ねても、NOと言わない。それどころか『やっぱり上手い』と持ち上げるのです。だから、トランプ氏から変に信頼されているのでしょう」(首相周辺)>

   安倍のやり方は、「偉い奴ぁおだてろ、ゴマ摺って乗せろ」という、昔ながらの「ヨイショ」外交なのである。これじゃあ、金正恩にバカにされるのも無理ないか。

   週刊新潮に石原裕次郎の愛車がヤフオクで売られたという記事がある。これは裕次郎がロケバスとして使っていた日産のキャンピングカーだ。1980年に購入し、車体は500万円程だが、内装に約3000万円かけたという。キッチン、シャワー、テレビに電話、仮眠用のソファなどがあった。

   裕次郎が亡くなってから、解体される予定だったが、その後にファンに無償で譲られ、きれいに改装されたそうである。それが今度はヤフオクに出され、裕次郎ファンに約490万円で買われたそうだ。そんなクルマを走らせながら、裕次郎の赤いハンカチでも歌ったら最高だろうな。

今すぐに売り出せ高齢者専用車―時速40キロ、ペダル踏み間違ったら即ストップ

   週刊現代に、「人身事故、その決定的瞬間」というドライブレコーダーに写っていた記録を連続解析したグラビアが載っている。高齢者の事故が連日といってもいいほど起きている。そのほとんどがアクセルとブレーキの踏み間違いという単純ミスである。

   私はクルマが嫌いだ。自動車雑誌の出版社にいたときも、メーカーはスタイリングなどよりも安全性にカネ使うべきだといい続けた。今こそ声を上げるべきだ。ブレーキとアクセルの踏み間違えを制御できない連中が、自動運転自動車など作るとほざくのは100年早いと。

   今すぐに売り出せ、高齢者専用のクルマを。時速は30~40キロも出ればいい。アクセルとブレーキを間違えないくらい離し、踏み間違えたら瞬時に止まるようにせよ。人にぶつかっても相手がケガをしないような素材を使え。夜はサーチライトのごとく前方がハッキリ見えるようにし、一定の暗さを超えたらエンジンが動かないようにせよ。価格は70万円ぐらいか。売れるぞこれは!

   同じ週刊現代に、「8050問題」をテーマに、息子を殺した熊沢英昭容疑者のようなケースがなぜ出てくるのか、筑波大学の原田隆之教授がこういっている。<「今回の事件を起こした熊沢容疑者も聡明な人ですから、外に色々な支援の窓口があったことは頭でわかっていたはずです。それでも、結局は問題をずっと家族の中で抱え込んでしまった。

   一般論として、一番大きな原因はやはり日本人が社会の中で刷り込まれている『内と外』という考え方がいまだ根強いことでしょう。子どもが引きこもった時点で、『これは家の中の問題だから』と線を引いてしまう。そして、育て方が悪くてこうなってしまった以上、『親の責任』で何とかしなくてはいけないという心理が働く。もちろん、世間体を気にして『恥ずかしい』と思う気持ちもあり、それがないまぜになって人を頼ることが出来なくなってしまう」>

   子育ては失敗するのが当たり前。17、8歳になれば、親のいうことなど聞きはしない。ましてや40、50歳になったら、親の責任など毛ほどもない。すべてを明かして相談し、助けを呼ぶことだ。恥ずかしいことではない。

目を覆うスポーツジャーナリズムの衰退!安田記念の武豊の騎乗ミスも見て見ぬふり

   さて、今週は競馬欄もGⅠがないからお休みだが、一言だけ書いておきたいことがある。先週の安田記念のことだ。ダントツ人気のアーモンドアイとダノンプレミアムが負けて、4番人気、3番人気で決まった。これは、スタート直後、大外枠の武豊ロジクライが、大きく内にヨレたため、その隣にいたダノンとアーモンドが大きな不利を被ったためだ。アーモンドはそのために後方からいかざるを得なくなり、直線ではルメールの下手な騎乗もあり、ようやく前が空いたときは万事休すであった。

   翌日のスポーツ紙は、「2強撃破」「アーモンド涙3着」などと大見出しで書いていたが、発馬直後の武の騎乗ミスには少し触れただけであった。これがイギリスやフランスの競馬ジャーナリズムなら、武豊の責任やルメールの判断ミスを手厳しく叩くであろう。

   あれだけの酷い騎乗をして、たった1日の騎乗停止とは軽すぎる。それに不可思議なのは、馬が壊れたのではないのに、ダノンプレミアムの川田は、直線でまったく追わなかった。大差のどん尻だった。

   馬を壊しては、馬主や調教師に怒られると判断したのだろうか。命から2番目に大事なカネを賭けている競馬ファンには、すまないとは思わなかったのだろうか。

   日本にはスポーツジャーナリズムがないとよくいわれる。野球、サッカー、相撲、高校野球はもちろんだが、競馬はもっとひどい。去年(2018年)、M.デムーロが調子が悪かったことがあった(いまもよくはないが)。それは彼が離婚していたことと無関係ではなかったはずだが、そのことを書いたスポーツ紙はなかったのではないか。

   春のルメールの騎乗も、首を傾げることが多かった。厳しい騎乗停止を課されたが、アーモンドの騎乗を見ていると、不安でならない。中央競馬会が「健全な競馬」を目指すのなら、まず「健全なジャーナリズム」を育てることから始めるべきである。それには、JRAの運営方法や問題が多いといわれるエージェント制度への批判も含めてであること、いうまでもない。(文中一部敬称略)

1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める 現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。 【著書】編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか
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