2024年 3月 28日 (木)

<なつぞら>(第62話・6月11日火曜放送)
咲太郎の劇団女優にすっかり夢中の雪次郎・・・芝居好きの虫が騒ぎだした

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   なつ(広瀬すず)の兄・奥原咲太郎(岡田将生)が裏方を務める劇団のイプセン「人形の家」の舞台が始まった。夫に人形のように扱われる女性の話だ。感動したなつが「お兄ちゃん、すごくよかった」というと、十勝農業高校で演劇部だった小畑雪次郎(山田裕貴)は「俺は見ている間、ずっと体が熱かったです」と震えている。

   咲太郎は「わかってるよ。俺たち裏方が見ていい芝居は、本当にいいものなんだ」と言う。「亀山蘭子(鈴木杏樹)さんって女優さんは、本当にすごかった」となつはうっとりしていると、咲太郎は紹介するといって楽屋に案内した。

   咲太郎「これ、俺の妹なんです」

   亀山蘭子「どうでしたか?」

   なつは興奮してなかなか言葉が出てこない。「おまえ、さっきから、よかったとすごかったしか言ってないぞ」と咲太郎。なつは自分は漫画映画を描いているが、この芝居の感動は描けないという。それほどすごい演技だったと伝えた。

「伝えることがプロなんだ・・・」

   「それから、こっちはなつと同じ農業高校に通っていた友達で、演劇をやってた奴です」

   ところが、雪次郎が「伝えることがプロなんですね」なんてわかったようなことを言うものだから、咲太郎は冷や冷やしながら「お前、失礼だろ」と制した。「あなた、いま何してらっしゃるの?」と蘭子が睨む。新宿のレストラン「川村屋」の菓子作り職人だとなつが説明する。

    蘭子「(それだけ熱心だったのに)よくお芝居をやめられたわね」

   おでん屋「風車」に帰っても、興奮冷めやらぬなつと雪次郎だった。「いくら本を読んでもわからなかったことが、あの人の演技を見てよくわかったんです」なんて雪次郎はまた言い出す。あの人とは亀山蘭子のことだ

   この日をきっかけに、蘭子も雪次郎も大きく人生が変わっていった。(NHK総合あさ8時放送)

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