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栄養満点きくらげを気軽に食べたい! 短時間でプリプリになる戻し方をプロが伝授

   きょう11日(2019年6月)の「クイズとくもり」コーナーは「きくらげ」特集だった。

   食物繊維はごぼうの約3倍、骨粗しょう症を防ぎ免疫力をアップするビタミンDも食品の中でトップクラス。鉄分などのミネラルや美容効果があるトレハロースも含まれながら低カロリーで、きくらげは「スーパーフード」とも呼べる。

   しかし、家庭料理ではあまり使わないという人が多いのではないだろうか。家ですぐに試したくなるようなプリプリ食感になる戻し方と、きくらげを使った超簡単料理が紹介された。

袋状のきくらげで「カンタン小籠包」

   中国料理店の料理長を務める林浩勝さんが教えたのは、40度のお湯1リットルに対し砂糖を5グラム、炭酸水を250ミリリットル入れ、きくらげを30分浸す戻し方だ。

   普通のぬるま湯で戻すと中の組織が均一に戻らず、戻りムラができて食感が悪くなる。炭酸水を入れることで泡がきくらげの表面にぶつかり、振動によってきくらげの組織が開きやすくなる。短時間でも水がきくらげに染み込み、プリプリ食感になるというわけだ。

   お湯の濃度はきくらげの水分より薄いため、栄養が溶け出しやすいが、砂糖を加えることでお湯ときくらげの濃度が近くなり、栄養の流出が防げる。

   試食した副島淳リポーター「プリプリ!すごい。全体がちゃんとムラなくプリプリですね」

   そんなプリプリのきくらげを使った簡単レシピが「きくらげの小籠包」。東京農業大学の江口文陽教授が作り方を教えた。

   きくらげを戻した後水気を取り、ゆっくり優しく揉んで上部分を開き、きくらげを袋状にする。肉だねを詰めれば小籠包のようにして食べられる。

   江口さん「きくらげは揉むと表と裏がはく離する構造になっています。肉の過剰な油を食物繊維が絡め、体外に排出してくれるので、脂質代謝の異常を抑制することにもつながります」

   ゲストの角野卓造さん(俳優)「誰でも簡単に袋にできますか?」

   副島リポーター「昨日チャレンジしてみたんですが、ムニュムニュ感がどんどんなくなっていき、はく離していく感じが感覚でわかります」

   近江友里恵キャスター「最初はちょっと難しいんですが、練習するとだんだんできるようになります」