2019年 10月 14日 (月)

なかなか面白い浅野妙子脚本。ヤメ検とネットの達人とのバディ・サスペンス。細部に疑問はあるが
<デジタル・タトゥー 第1回~第4回>(NHK総合)

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   脚本・浅野妙子。NHK初登場は成功である。現代的なネット社会の底にうごめく悪意を上手くドラマ化している。政治家の不正を取り調べていた敏腕検事の岩井堅太郎(高橋克実)は、大物政治家・伊藤秀光(伊武雅刀)の長男で秘書・壮輔の自殺によって頓挫、ヤメ検になった。彼の事務所に現れた有名ユーチューバーのタイガ(伊藤大輔―瀬戸康史)は秀光の次男(長男とは腹違い)だった。
   第4回の『娘の告白』は面白かった。岩井の娘で大学生の早紀の恥ずかしい写真がネットに出回り、父親の岩井はギクシャクした関係だった娘だが、調べに乗り出す。タイガの能力によってその写真の発信元がわかる。早紀は忘れていたが、子供時代に同級生だったミサが、長くいじめを恨んでいて、ミスコンでも負けた早紀に復讐のためにネットに流したのだ。てんこ盛りの現代的挿話の行列。
   1つ疑問なのはタイガが誰かから命を狙われているのに、ホイホイとあちこち動き回ること。それこそ監視カメラやNシステムで悪意の追跡が朝飯前の時代に、彼が気楽に生きているので「大丈夫かいナ」。まあ、次回の最終回で襲われるらしいから、請うご期待!
   タコ入道みたいな高橋克実を筆者は苦手だったが、ガラガラ声はヤメ検らしくていい。永遠に消えないネット社会の悪意のことを、消すのが難しい刺青にたとえたこの題名はおしゃれだ。NHKは近頃、エロドラマやら同性愛やら、突然過激になって、どうしたの?(放送2019年6月8日21時~)

(黄蘭)

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