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〈なつぞら〉(第66 話・6月15日土曜放送)生き別れの妹・千遥の消息がわかった!住んでいると聞いたアパートを兄・咲太郎と訪ねると・・・

   昭和32年。なつ(広瀬すず)がアニメーターとして働きはじめた東洋動画では、次回作に長編映画「わんぱく牛若丸」が決定した。作画課では仲務(井浦新)や井戸原昇(小手伸也)がスタッフを集め、説明した。すでに脚本は完成していて、全員からキャラクターの絵を募集するという。

   井戸原から脚本を受け取り、なつの胸は高まった。どうも落ち着かない。大沢麻子(貫地谷しほり)に話しかける。「困りました。急にキャラクターを考えろと言われても・・・」

   大沢は「考えろとは言われてないんじゃない。参加していいと言われただけで。あなた、期待されていると思っているの?」と、相変わらずつっけんどんだ。2歳年上の三村茜(渡辺麻友)も挑戦するという。スタジオ中がライバル同然の状態だった。

   その時、社内放送で社歌が流れてきた。大杉社長(角野卓造)がおでましの合図だ。取り巻きを引き連れてやってきた大杉社長は、「白蛇姫」のヒットをねぎらうと、次回作も頑張るように激励した。「みなさん、お母さんは昔、こんな漫画映画を作っていたんだと、自分のお子さんに誇れるような立派な仕事をしてください」

   この社長の言葉がなつの癪にさわった。「子供に昔作ってたって誇れってなに? その時はもうアニメーターやめているみたいじゃないですか」。昼休みの中庭で三村相手に文句を言っていると、いつの間にか背後に大沢が立っていた。

   「それなら、会社に辞めるなって引き止められるようなアニメーターになるしかないんじゃない。まだ何もできないくせに、文句だけ言ってないで」

一緒にいる松葉杖ついた中年男性はだれ?

   なつは牛若丸の母親、常盤御前のキャラクターを描こうと思っていた。モデルは北海道の母さん、富士子(松島菜々子)だ。帰宅後、鉛筆を走らせるなつの部屋に、咲太郎(岡田将生)がやってきた。放送記者になった佐々岡信哉(工藤阿須加)が、行き別れた妹の千遥の手がかりを得たというのだ。

   そして8月15日、なつは咲太郎と中小の工場が立ち並ぶ、千葉の船橋にやってきた。工場街の一角に、千遥が住んでいると聞いたアパートがあり、その前で2人がもじもじしていると、一室のドアが開いた。17歳くらいに見える少女が、松葉杖をついた中年男性を介助しながら出てきた。なつはもっと近づこうとしたが・・・。(NHK総合あさ8時放送)