男版・テルコの立ち位置で描かれるナカハラの「こういう存在になりたい」もなかなかに怖いし、世の中には「好きか、どうでもいいかしかない」と言い切るテルコの脳内比重はもはやホラー。それでも、程度の差こそあれ鳴りやまない共感がこの映画の肝だ。
純愛、執着、身を引く、失恋、好き、本当に好き・・・って何からどこまでが愛なのか。答えなんかないけれど、誰かに好かれたくて、与えたくて、悶える気持ちの前ではどうだっていい。
一度でも片思いをしたことのあるすべての人を揺さぶる、私的上半期ナンバーワン恋愛映画です。
(ばんぶぅ)
おススメ度☆☆☆☆
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