2019年 8月 20日 (火)

リタイア夫婦はとっくに実感してる「年金だけじゃ2000万円不足」安倍首相よ、足りるというなら参院選で問え

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「7月21日参院選」NHK記者には憂鬱な選挙取材!ヘトヘトになって集めた情報は自民党に流出

   講談社がおかしい。週刊現代の月3回刊についてはこの欄でも書いたが、先週、朝日新聞がこの件で取材に動いた。鈴木現代編集長は朝日に対して、変則的な形になっているが「月3回刊ではない」と答えたそうだ。

   まずいと思ったのだろう、今週発売号では「6/22・29」と表示しているが合併号とは書いていない。これって合併号だろうが!

   女性誌ViViのネット版で、自民党とのタイアップ広告を出したことにも批判が巻き起こっている。文春はこれを取り上げ、自民党の知的財産戦略調査会の甘利明と親しい広告担当がいて、甘利から打診されて飛びついたと報じている。広告料は400万円だったそうだ。

   講談社は昨秋、甘利の政策本を出しているという。この時期に、あからさまな自民党の広告を出すなど、私には理解不能だが、批判に対する講談社広報のいい分が火に油を注いだ。

   「政治的な背景や意図は全くございません」というのだ。これではダメだ。広報の責任者は乾、編集の最高責任者は渡瀬という。ともに一緒に仕事をした仲間である。乾はフライデー時代、数々のスクープをものにした。私に対しても、悪いものは悪いと直言する硬骨の編集者だった。

   渡瀬も、本田靖春をはじめ、ノンフィクション・ライターたちの信頼の厚い、人柄のいい編集者であった。役職が人を変えたのだろうか。心配である。

   NHKの"局内有名人"だった阿部博史チーフプロデューサー(41)が、面識のない40代の女性を、路上で肩を掴んで押し倒し、わいせつな行為をした容疑で逮捕された。名古屋大学大学院を出て、NHKスペシャルでAI特集などを手掛けていた。勤務時間外で酒でも呑んでいたのだろうか、フライデーによると、「記憶がないのでわかりません」と容疑を否認しているという。

   NHKもおかしい。森友学園問題を追いかけていた相澤冬樹記者を、官邸と親しい小池報道局長が記者職から外したことで、相澤記者はNHKを辞めた。

   2013年7月に、都庁クラブを担当していた佐戸未和が、都議選、参院選の取材で残業を重ねたため過労死した。享年31。しかしNHKは、未和の両親が求めるまで、その事実を社内にも公表しなかった。

   尾崎孝史が書いた「未和 NHK記者はなぜ過労死したのか」(岩波書店)によれば、NHKの柱は選挙と災害だという。特に選挙は重要で、記者たちが足で集めた当落予測は、自民党に事前に流されているというのである。記者たちはそれを知っていながら何もいえない。

   電通の高橋まつりの過労自殺は繰り返し放送するのに、自局の記者の過労死、特に選挙絡みで亡くなったことは隠蔽しようとする。NHKは猛省すべきである。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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