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<なつぞら>(第73話・6月24日放送)
レストラン「川村屋」での修業をやめて芝居をやりたい・・・雪次郎はなつの説得も聞かない

   なつ(広瀬すず)が東京に来てから1年半が経った。東洋動画で「わんぱく牛若丸」の制作に忙しい毎日だが、新宿のレストラン「川村屋」のマダム(比嘉愛実)から、北海道・十勝から一緒に東京に出てきて、川村屋で修業しているはずの小畑雪次郎(山田裕貴)が、店を辞めると聞いた。

   兄の咲太郎(岡田将生)は「雪次郎は川村屋をやめて、俳優になるらしいぞ」という。

   なつ「うん。聞いた。お兄ちゃんがたきつけたんじゃないでしょうね」

   咲太郎「違うよ。あいつが俳優をやりたいっていうからさ」

   なつは雪次郎に会いに行き、話を聞くために下宿先のおでん屋「風車」に連れてきた。「なんで川村屋をやめるの」と聞くと、やはり、「亀山蘭子(鈴木杏樹)さんの舞台を見て、決めたんだ。俳優になりたいって。自分でやりたい道に進みたいって。ずっと夢だった芝居をやりたいんだ」という。

   亀山蘭子は咲太郎が所属している劇団の看板女優である。先日、その芝居の素晴らしさを目の当たりにして、すっかり魅了されてしまったのだ。

「なっちゃんだって、漫画映画やりたかったんだべ」

   なつ「雪月はどうするのさ。みんな「雪月」を継ぐと思って川村屋で修業させてくれているんだべ」。「雪月」とは小畑の実家で、菓子店だ。

   雪次郎「だけど、どうしても芝居をやりたいんだ。なっちゃんも漫画映画の夢を追ったべ」

   なつ「そだけど、雪次郎くんは『雪月』の長男だべ。せめて、ちゃんと雪之助おじちゃんに話しなよ」。雪之助は雪次郎の父親である。

   咲太郎「なつ、雪次郎は自分の意思で芝居をやりたいと言ってるんだ。止めることはできないよ」

   なつは説得しようとしたが意思は固く、納得はいかないが、雪次郎の意思を尊重することにした。直後に雪次郎は川村屋を退職し、どこに行ったかわからなくなってしまった。(NHK総合あさ8時)