2024年 4月 20日 (土)

<なつぞら>(第77話・6月28日金曜放送)
雪之助は息子・雪次郎に「バタークリームのケーキを作れ」と命じた。何か魂胆があるらしい

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   なつ(広瀬すず)はレストラン「川村屋」での菓子職人修業をやめてしまった雪次郎(山田裕貴)を訪ねてきた父親の雪之助(安田顕)と話をした。雪之助は北海道・十勝の菓子店「雪月」をどうしても雪次郎に継がせたいという。理由は家族を大切にする思いからだった。なつは、自分も探している妹・千遥のことを打ち明け、家族に対する気持ちを伝えた。

   なつと雪之助たちがおでん屋「風車」に行くと、一緒に上京していたとよばあちゃん(高畑淳子)と咲太郎(岡田将生)が酒を酌み交わし陽気に歌っていた。雪之助は女将の亜矢美(山口智子)に、あしたの朝、店を貸してほしいと願い出る。

「役者になりたいんなら・・・」と出された条件

   みんなを風車に集めた雪之助は、雪次郎に「バタークリームのケーキを作れ」と命じる。その場にいる全員が作ったケーキに満足できれば、「役者になりたい」という雪次郎を認めるというのだ。

   雪次郎はバタークリームケーキを作り始める。ただ、役者になることを認めてほしいだけじゃない。家族への感謝や覚悟を込めて、懸命にケーキを作る雪次郎。がっかりさせることだけはしたくない。

   でき上がったケーキは、全員が「美味しい」と認めるものだった。雪次郎の母親の妙子(仙道敦子)が涙ながらに「おいしい」とつぶやくと、雪之助が口を開いた。「合格だ」

   雪次郎は晴れて、役者への道を歩み始めることになった。(NHK総合あさ8時放送)

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