2019年 11月 15日 (金)

安倍さん、お気の毒。G20で一番得したトランプ氏、「米朝電撃会談ショー」の仕掛け人は

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   30日(2019年6月)、トランプ米大統領が韓国と北朝鮮の軍事境界線がある「板門店」で、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と握手。3回目の米朝首脳会談が実現した。米国大統領が北朝鮮入りしたのは初めてだ。トランプ氏は、これを前日の朝、「思い付き」で提案したとアピールするが...。

   トランプ氏「友よ...」

   金委員長「ここでお目にかかれるとは思いませんでした」 トランプ氏「ここ(軍事境界線)を超えてそちらに行きましょうか?」

   金委員長「1歩超えれば史上初めて我が国の領土を踏まれるアメリカ大統領になります」

   軍事境界線での2人の会話だ。芝居じみたやり取りの後、トランプ氏は、1歩どころか19歩も歩みを進め金委員長と握手。北朝鮮側を背景に金委員長と写真をパチリ。その後、韓国側に戻り、韓国の文在寅大統領も入れて3人であいさつを交わした。

「議長国安倍さんのニュースは全然世界に流れない」

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   一連の流れはこうだ。

   29日の朝突然、「金委員長がこの投稿を見ているなら、DMZ(非武装地帯)で彼にあって、握手とあいさつだけしよう」とツイートしたトランプ氏。その後G20大阪サミットで行われたサウジアラビア・ムハンマド皇太子との朝食会では「私は金委員長に、もし私に会いたいなら非武装地帯にいると伝えたよ。2分間顔を合わせるだけで十分だ」と話し、この日の朝に思いついたと説明した。

   一方の北朝鮮も、トランプ氏からの突然のオファーに異例の速さで対応。翌日に2人は板門店で握手を交わした。あたかも、トランプ氏の思い付きから、ドラマチックに実現したように見られる米朝首脳会談。しかし、共同通信社の元平壌支局長、磐村和哉さんは事前に準備されていたものだと見ている。

   「先週からの米朝両首脳の親書の交換、さらには27日からソウル入りしたビーガン氏のホットライン的な北朝鮮との協議を通じて準備されていたのだろうと思います」。ビーガン北朝鮮担当特別代表は、本来出席するはずだった29日の米韓の晩餐会を欠席しており、「最終の詰めの協議をしていたのでは」と磐村さんは推測する。

   磐村さんによると、金委員長の思惑は段階を踏んで非核化することで、そのたびに経済制裁の緩和という見返りを得ること。

   一方のトランプ氏の思惑は来年の大統領選。早稲田大学の中林美恵子教授は、「平和を主導し、歴史を作ることができる大統領だと国民にアピールしたいのでしょう」と話す。

   堀尾正明(フリーアナウンサー)「トランプ手法はやっぱりパフォーマンス外交。電撃的で演劇的です。結局、G20でこれだけ成功しても、議長国の安倍さんのニュースは全然流れない。アメリカでも大統領選予備選の民主党討論会が話題になっていたけど、ここで一遍にトップニュースを変えてしまった」

   カンニング竹山(お笑い芸人)「G20で一番得したのは、実はトランプ氏。日本では中国、インド、サウジと話しましたし」

   堀尾「最終的には北朝鮮とね。大成功ですよ」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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