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野犬の巣窟と化した山口県の公園の恐怖 秋田犬、シェパード...大型犬が増える理由は?

 

   山口県周南市の住宅街近くの緑地公園で野犬が増え、住民たちは「怖い」と訴えている。

   きのう1日(2019年7月)、「とくだね!」のスタッフが公園を訪れると、最初に3匹が出て来たが、すぐあと白、茶、黒色と4匹、5匹と一挙に10匹近くに増えた。「これだけの数が出てくると恐ろしいですね」。いずれも大型犬だ。近くには小学校や中学校もあり、「野犬注意」という看板が立ってある。

野犬に餌を与える人が後を絶たず...

 

   近隣の女性たちは「怖いですよ。すごく吠えますから」「1メートルほどの目の前まで来るんですよ」「自転車に乗っていると、ワンワン吠えて追いかけてきます」。買い物に行った時、足を噛まれ救急車で運ばれた人もいた。足にはいまも傷跡が残っている。

   周南市によると、ここ1、2年、噛まれた被害は少なくとも3件報告されているという。市としては、パトロールしたり、捕獲用のおりを設置したりしている。ここ5年で3300匹以上捕獲したが、全体に減っていないという。現在、数十匹がすみ着いていると見られている。

   公園にいた野犬がそばの雑木林に入って行ったので近寄ると、鋭い歯をむき出しにして吠えてきた。よく見ると、最近産まれたとみられる子犬がいた。

   動物研究家のパンク町田氏によると、犬の繁殖は年2回、中型犬の場合、1回の出産で7匹前後産むという。市では野犬の餌を与える人が後を絶たず、繁殖を促しているとして、条例で餌やりを禁止しているが、効果的な対策にはなっていない。

   司会の小倉智昭「困りましたねえ。野犬は悪いと分かっていても、可愛いと思ってついつい餌をあげてしまうでしょうね。あの犬たちをみますと、秋田犬とか、シェパードとか、大型犬の雑種が多いですね」

   中江有里(女優・作家)「犬が悪いのではなくて、人間が責任をもって育てることを怠ったことの結果なんですよね」