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「参院選」話題は女性候補たち!注目度トップの市井沙耶、当確だが丸川珠代は身内に嫌われ票激減か

   年金問題VS.憲法改正が争点の参議院選が始まった。今回は注目候補に女性が多いようだが、さっそく週刊新潮が「クレオパトラたち」を並べて品定めをしている。

   注目度ナンバー1は、立憲民主党から立った元「モーニング娘。」市井沙耶(35)だろう。週刊新潮は、彼女が自民党の今井絵理子議員と共通項が多いから、当選してから立憲民主党が『悪夢』を見るのではと報じている。市井は20歳でバンドのギタリストと「できちゃった婚」し、芸能界を引退した。二人目の子どもが生まれると芸能活動を再開したが、2011年に離婚。翌年には美容師の男性と再婚して、二人の子どもをもうけている。

   同じ年で、出馬する政党と子どもの数が違うだけで、市井と今井は「恋多き女」という共通点がある。だから、今井の二の舞になりかねないというのだが、牽強付会が過ぎるのではないか。

   次は丸川珠代(48)。私の知り合いの代議士から、中野区で丸川を囲む会をやるから来ないかという誘いがあった。前回は山口那津男公明党代表を上回る100万票超を獲得した丸川だから、落選の心配はないだろうが、週刊新潮によれば、各省庁の役人や秘書への当たりの厳しさは、あの豊田真由子議員を彷彿とさせるとか。

   立憲民主党にはもう一人、目玉の女性候補がいる。令状なしのGPS捜査は違法だという最高裁判決を勝ち取った、美人過ぎる弁護士・亀石倫子(45)である。私は彼女なら楽勝だと思っていたのだが、週刊新潮によればそうではない。それは、選挙区が大阪だということに尽きる。自民、公明、共産の現職が強い。そこに維新の会が2人も候補者を立てたからである。綺麗で弁舌が爽やかでも、大阪向きではないというのである。なるほどそうかもしれない。

   永田町の壇蜜といわれているのは三重県選出の吉川有美自民党候補(45)だ。たしかにちょっと似ているかもしれない。だが、彼女、地元は回らない、支援者のところにも行かないので、地元の県議や市議の評判が最悪だというのだ。これで落ちたら自業自得である。

   お次は山形県選出の大沼瑞穂議員(40)。彼女、予算委員会で安倍首相に質問した際、安倍が「ただいまのフクシマ委員の御質問を伺っておりまして」と、あろうことか、社民党の福島瑞穂議員と間違われてしまったそうだ。以来、安倍首相との2ショット写真も拒否しているという。いいじゃないの、安倍と写っていないほうが、選挙民には好感を持たれるかもしれない。

   私は、国民民主党の参議院比例区の候補になった、小山田経子(41)という女性は全く知らない。何でも彼女、過去に『先生が下着姿になったら』『現役行政書士 今日の情文』という映像をリリースしたことがあるそうだ。玉木代表は、こうしたことを知って公認したのだろうな。

   都議時代に、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」というヤジを浴びせられて名を知られた塩村文夏元都議(40)は、立憲民主党公認で東京選挙区から出馬するそうだ。彼女は女性層に人気があるのではないかと思っていたのだが、週刊新潮によれば「女が許せない女」なんだそうである。週刊新潮が挙げる嫌われる理由がイマイチよくわからないが、6議席を自民党の丸川と武見敬三、山口、共産党の吉良佳子、勢いのある山本太郎などが争う激戦区で、当選するのは大変なことであろう。

   元「筆談ホステス」として知られる斉藤里恵前東京都北区議(35)も、立憲民主党から比例区で立候補した。彼女たちの健闘を祈りたい。

「群馬の名門校」教え子連れ去った真面目すぎたロリコン中学教師!異性との接し方わからず暴走

   週刊文春の巻頭記事は、教え子の中2の女子生徒の自宅に押し入り、彼女をクルマで連れ去って逮捕された内田慎也容疑者(27)についてである。内田は群馬県の私立新島学園中学校の数学の教師で、被害者の担任だった。被害生徒に対して、「好意があった」「わいせつ目的だった」と供述しているという。この中学は、同志社大学を設立した新島襄に師事した地元の実業家が1947年に開校したミッションスクールで、県内では格式の高い名門校として知られているそうだ。

   内田は、高崎市内の一軒家で、母親と妹と3人で暮らしていた。週刊文春によれば、父親は秀才だったが素行が悪く、大学には行かず、自宅には寄り付かなかったそうだ。内田が高校生の頃、父親は風俗店で高校2年の女子生徒(17)を雇って、客とわいせつな行為をさせようとしたとして逮捕されている。2年後にも、15歳の女子中学生を風俗店に斡旋しようとした容疑で逮捕されているという。

   内田のほうは父親とは違って堅実に大学へ進み、教員採用試験に落ちたものの、新島学園で非常勤講師の口を得る。昨年(2018年)から担任を受け持つ専任講師に昇格した。生真面目で、入念に授業準備をすると評判だったようだ。7歳下の妹を可愛がり、母親との関係も良好だったという。真面目なその反面、ロリコン趣味があり、「教え子と結婚するのが夢」だと語っていたそうだ。「女子生徒の胸を触った」「女子生徒の更衣室を開けた」などという指摘が、保護者から出ていたこともあるが、同校の教頭は、内田から聞き取りもしたが、「誤解だったと認識している」と週刊文春に語っている。さらに教頭は、「彼の本質を見抜けなかったことは大きな問題ですが、逆に学校としては、内田氏に担任を任せて許容量を超える仕事で追い詰めたのではないかとも思っています」と語っている。

   この記事を読む限り、教え子を無理やり誘拐するなど、教師としてあってはならないことだが、普段は仕事熱心な真面目な教師だったのだろう。週刊文春は、内田は自らが嫌がっていた父親と同じ轍を踏んだと書いているが、そうだろうか。「県警の暴力団担当者の間では有名な存在」(群馬県警関係者)だった父親と、教師として地道に人生を歩んできた息子とでは、交わることのない道だったはずである。

   思うに、真面目だったがゆえに、女性への接し方もわからなかった27歳の男が、一途な思いの深さが故に暴走をしてしまった。そう考えるのは甘すぎるだろうか。

内調トップが言い放つ「この国の民主主義は形だけでいいんだ」――映画「新聞記者」の見どころ

   週刊文春には、妻の首を絞めて殺し、両足を切断した夫の話が出ている。川崎市宮前区の会社員・平聖也容疑者(26)で、殺されたのは妻の楓吹(ふぶき・26)さん。岩手県出身で、青森の国立八戸工業高等専門学校に進学。活発で、国際交流でアメリカやシンガポールも訪れ、英語は達者だったという。

   平は彼が14歳の時、両親が離婚している。2人は長岡技術大で知り合い、平は就職せずに婿入りする形で楓吹さんと結婚する。妻は理系のキャリアウーマンとして活躍するが、平はバイトをすることもなかったという。今年2月から、川崎市内の薬局で働き始めるが、給料ははるかに妻の方が上である。そうしたコンプレックスがいくつもつもり重なり、2人の間に秋風が吹き始めたのだろうか。殺し方や両脚を切断する冷酷さに、カネの縺れだけではない、もっと深く暗いものを感じる。

   先週、映画「主戦場」を、今週の火曜日の朝は「新聞記者」を観た。ともに満員だった。「主戦場」についてはいまさらいうことはないが、櫻井よしこの容色が衰えたのだけが心にいつまでも残った。

   「新聞記者」は東京新聞の望月衣塑子記者の書いた同名の本が原案である。日本人の父と韓国人の母を持つ東都新聞女性記者・吉岡が、官邸が密かに新設しようとしている大学建設の暗部を暴くという、ポリティカル・サスペンス。文書改ざん問題、加計学園問題、役人の自殺など、最近起きた安倍首相がらみの事件を彷彿とさせるシーンが随所に出てくる。吉岡と協力して、官邸の闇を暴こうとする官僚が所属するのが「内閣情報調査室」というのもリアリティがある。

   こうした権力の不正を暴いていく映画は、山本薩夫監督の「金環食」(1975)を挙げるまでもなく、昔はいくらでもあった。アメリカには、政治もの、大統領ものというジャンルが確立していて、最近でも、ブッシュ政権下で副大統領を務めたチェイニーを主人公にした「バイス」が話題になった。だが、日本では久しく作られることはなかった。そういうこともあるのだろう。中高年を中心にヒットしている。最後に、内調のトップがいい放つ、この言葉がいい。「この国の民主主義は形だけでいいんだ」

   映画の作りは褒められたものではないが、この言葉だけで、この映画を観る価値がある。

TBS「news23」小川彩佳の苦戦は「優等生だから・・・」 有働由美子は地を出して右肩上がり

   大騒ぎされてTBSの「news23」のMCになった小川彩佳が苦戦している。週刊新潮によれば、初回の視聴率が4・3%。同じ日の有働由美子の「news zero」は9・6%を記録したという。6月7日は「news23」が4・0%、「news zero」が8・5%、「報道ステーション」は11・5%だったそうである。視聴率が取れなければ、局内から不満が出る。TBSの40代局員の見方は厳しい。

   <「小川は自分を"優等生の良い子"として演出していますが、それではダメ。有働は未だ結婚もできないうえ、本番中に多量の脇汗をかいて叩かれたり、トイレでお漏らしして下着を汚したと、発言して苦情の電話を受けたり、ズタズタな部分も晒している。それが肥やしになっているんですね。小川も飾られたお人形さんを脱しなければ」

   私は小川ではなく、朝日新聞の星浩に賞味期限が来ていると思う。朝日に彼に代わる人材はいないのか。それに、有働がMCに就任した当初、視聴率が取れないと批判したのは週刊誌だったではないか。小川を見限るのはまだ早い。彼女も「新聞記者」を観て、硬派な政治ニュースをやれば、少なくとも中高年は観るということを知った方がいい。