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<さんまのお笑い向上委員会>(フジテレビ系)
U字工事「東京で無理しない。栃木優先です」このほのぼの感がたまらん!ローカル芸人でいいんじゃない

   栃木出身のお笑いコンビ「U字工事(福田薫、益子卓郎)」をゲスト向上芸人に、「栃木から世界に翔んでくれると信じていたのに一向に北関東から出てくれる気配がない」と茨城出身の「カミナリ(竹内まなぶ、石田たくみ)」が物申す、いわゆる「栃木VS茨城論争」な回となった。

   たくみによれば、茨城県は漫才不慣れ地帯。そんななか「栃木あるある」な漫才で、初めて笑わせてくれたのがU字工事だった。U字工事に憧れて漫才の世界に入ったのに、いまの2人を見ていると、やっているネタは十数年前とまったく同じで進歩ゼロだという。

   益子は「東京みたいなでっかいところでやっちゃ、われわれつぶれちゃうんすよ。だから無理しちゃいけねぇってわかったんすよ」と苦し紛れに言う。さらに、「ぼくも将来のために投資はしてて」と思わせぶりなことを言う。何かと思えば、「エレベーターは使わずになるべく階段を使うようにしています」とのこと。まるで老後の健康対策だ。「そういうことじゃない」「お笑いの切り返しと違うねや」と、さんまや今田耕二らのひな壇から一斉ツッコミ。

さんまも呆れた「漫才をどう思ってるねん」

   それでもめげず、福田は「それにほれ、(今日着ているスーツの裏地は)ジャガー柄よ」と、自慢のスーツを披露する。だから、そう言うことじゃないと、テレビの前でツッコみつつも、この彼らならではの「ほのぼの感」には、つい笑わせられてしまう。

   最後は、益子が「やっぱ俺らは『栃木』っていう自信のあるストレートの速球を持ってるんで。あとは『漫才』っていうちょっとしたスローカーブぐらいがあればいいんです」と漫才師にあるまじきコメントでまとめに入るが、「逆や逆!」「漫才がストレートや!」と、またまたひな壇からの総ツッコミで終了。

   漫才にも勝る、あふれる栃木愛。最近、テレビでお目にかかる機会はすっかり減っていたんですが、やっぱりU字工事はこのままでいいよね、と確信した回でした。(放送6月29日深夜23時40分)

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