2019年 7月 16日 (火)

〈スカム/第2話〉(TBS系) 年寄りを騙すテクニックを教え込む研修風景、振り込め電話の口上...超リアルな詐欺の手口は必見の価値あり!

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   第1話で、5人組の詐欺グループが抜群のチームワークを発揮、電車で痴漢した息子役、痴漢被害者の父親役、鉄道警察官役の『3役シナリオ』を演じ、電話に出た老婆をパニックに陥れるシーンが放送されるや、「手口が巧妙で怖い」「これなら騙されるのも無理はない」「親に見せたい」などと大きな反響を呼んだ。

   それもそのはず、このドラマは『犯罪現場の貧困』をテーマに裏社会に生きる若者に取材するルポライター鈴木大介氏のノンフィクション『老人喰い―高齢者を狙う詐欺の正体』をベースにしているからだ。詐欺グループが若者を誘い込む方法から詐欺のテクニックを教え込む研修風景、振り込め電話の口上といった手口が、超リアルにこれでもかと描かれる。タイトルは英語で『詐欺』『人間のクズ』の意味だ。

   ドラマの舞台は、リーマンショックに揺れる2009年の東京近郊。名門私立大学を卒業して一流企業に就職した草野誠実(杉野遥亮)は、入社半年で『新卒切り』に遭う。再就職先も見つからない中、教育ローンの返済や折悪しく難病を患った父親の治療費が草野の肩に重くのしかかる。まさに天国から地獄だ。

高級老人ホームで裕福な老人を見せ、憎しみをつのらせる

   そんな折、親友の田中祥太郎(戸塚純貴)が「割りのいいバイトあるよ。やる?」と声をかけてきた。切羽詰まっていた草野は誘いに乗り、オレオレ詐欺に引っかかった老人が振り込んだ金をATMで引き出す『ダシ子』となった。詐欺グループ幹部から『仕事ぶり』を認められた草野は、老人に詐欺の電話をかける『カケ子』になるよう強要される。そして、草野は母親・幸子(西田尚美)や幼馴染・吾妻美咲(山本舞香)に「営業系の仕事が見つかった」と嘘をついてしまう。

   第2話では、草野が詐欺グループに取り込まれ、次第にのめり込んて行く様子が描かれる。グループの番頭格・神部逸(大谷亮平)から「やるかどうか、嫌ならすぐに出て行ってくれても構わない」と言われるが、草野は家族らに再就職が決まったと嘘をついた手前もあって留まった。

   「歩合が付いて、稼げる奴なら月1000万円は固い」という店長・毒川馨(和田正人)のしごきのもと、詐欺電話をかける『研修』が始まった。あまりの厳しさに脱落者が次々と出る中、草野は持ち前の営業スキルで一目置かれる存在になる。

   研修に最後まで残ったのは、草野や子持ちの元サラリーマン・清宮壮一(前野朋哉)らの5人だけとなった。毒川はその5人を高級老人ホームに連れて行く。そこで見せられたのは、裕福な老人世代と貧しい自分たち若者世代のあまりにかけ離れた『格差』の現実だった。それ以後、5人は「老害ぶっ潰せ!」と、詐欺電話をかけて、かけて、かけまくる。

   ちなみに冒頭で紹介した『3役シナリオ』シーンは、制作した毎日放送(MBS)の公式ユーチューブで2分30秒の本編映像が公開されている。振り込め詐欺の被害に遇いたくなければ、是非ご覧を!(7月9日深夜1時38分放送)

寒山

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