2019年 11月 15日 (金)

寺島進がやんちゃで鋭い巷の医師を演じて、抜群にいい。懐かしい京都の町をヘンな自転車で走りまくる
<木曜ミステリースペシャル ドクター彦次郎>(テレビ朝日系)

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   元タコ焼き屋の親父で、発奮して医師免許を取り、東山の小さな医院の医師になった大藪彦次郎(寺島進)は、ハチャメチャでも腕は確かな人気医師。旅館の女将の小川志乃(黒谷友香)に懸想しているが、人気No1の向谷病院のスーパードクター高梨に取られそうになっている。そこに事件が起きる。志乃の旅館に泊った医療ジャーナリストが何者かに殺され、背後に向谷が関係している模様。
   変な後輪が2つ付いた自転車救急車で走る彦次郎は、タコ焼き屋時代の仲間の、気のいい飴細工屋の老人、三島茂夫(高橋長英)が、殺人事件の犯人だと自首してきたのを聞いて、絶対にウソだと確信して走りまくる。京都の加茂川べりや、八坂さんや、祇園付近や、懐かしい風景の中をけたたましく走る彦次郎を見ているだけで大いに楽しめるB級サスペンスだ。ロケの効果抜群である。
   何かというと京都府警刑事の後白河(宇梶剛士)と頭突きしたり顔をぶん殴ったり、暴力何でも悪いという風潮の時代に、昔の悪ガキ風でスッキリする。口が悪くて言い合いも面白い。自首した飴細工屋の親父は犯人が左利きという見立て通りに左利きだったのだが、彦次郎は彼は軽い脳梗塞の後遺症で、今は左手の握力が弱い、とても男の首を絞める力などないと医者らしい見立てをする。
   寺島進がやんちゃで、ちょっと騒々しくて、だが、万人に愛される巷の医師らしい独特のキャラクターを存分に発揮している。(放送2019年7月4日20時~)

(黄蘭)

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