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土用の丑の日のうなぎ――近ごろは中国産の方が美味しい?広い養殖池で育ち身がふっくら

   あす27日(2019年7月)は土用の丑の日だが、中国産輸入うなぎが国産よりも割高になっているという。大竹真リポーターがうなぎ専門商社「丸勝」を訪ねると、西勝光治社長は「輸入うなぎは誤解されているところが大きい」という。

   流通段階で国内産活きうなぎは1キロ5500円、台湾産は少し安く5200円だが、中国産は6000円と一番高い。ところが、スーパーの店頭で売られているうなぎ蒲焼きは国内産は1パック2000円前後と高いのに、中国産は安い。なにが違うのか。活きで輸入される中国産うなぎは国内産と同じニホンウナギだが、中国で蒲焼きに加工して輸入されるものはアメリカウナギを使うため安い。

スタジオで国内産と食べ比べてみると・・・

   では、同じ品種の活きうなぎなのに、中国産が高いのはなぜ割高なのはなぜなのか。日本鰻輸入組合の森山喬司理事長は「日本はビニールハウスの中に設けた狭い養殖池で育てるのに対し、中国は広い4000坪ぐらいの池でゆっくり育てるので、ストレスが少なく柔らかなうなぎができます。そのうえ、輸入業者が厳密に選別して良いものだけを日本に送るので、品質がいいと評判になります」と養殖環境の違いを強調する。

   スタジオで国内産と中国産を試食し比べてみると、司会の加藤浩次は「国内産うなぎの方がおいしいイメージがあるし、中国産への抵抗はまだあるかなあ」と言っていたが、食べてみると「(違いが)全然分からない。物自体は変わらないということか」