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夏のカレー作り、もう汗だくにならない! レンジだけで「暑さゼロ」で作れるレシピ大公開

   きょう30日(2019年7月)の「クイズとくもり」コーナーは「カレー」を取り上げた。

   暑い夏こそ、ホットでスパイシーなカレーが食べたくなるという人も少なくないはず。でも、家で長々と煮込んで作ると暑くて汗だくになってしまうだろう。

   それでもカレーを食べたい!という人のために、電子レンジを使って暑さゼロできるカレーの作り方を、料理研究家の寺田真二郎さんが教えた。

焼き肉のたれとツナ缶の油で煮込んだような仕上がり

   野菜は玉ねぎ(4分の1個)、にんじん(4分の1本)、じゃがいも(2分の1個)と普通のカレーと同じだが、レンジでも熱が入りやすいよう、3ミリほどの薄さに切る。

   豚こま切れ肉(100グラム)は、焼き肉のたれ(大さじ1)を絡めて10分ほど漬けておく。たれに含まれるリンゴ酢などの働きで肉のたんぱく質が柔らかくなり、煮込んだような仕上がりになる。

   カレーは時間をかけて煮込むことでコクと旨味が出るが、これをレンジで再現するには、ツナ缶のオイル(10グラム)を切った野菜に絡める。

   寺田さん「ツナ缶のオイルを入れることでカレーにコクが出ますし、ツナの旨味成分が移っているのでより旨味が増すんです」

   ツナ缶のオイル(1缶分)には、かつお削り節1パック(5グラム)と同じくらいのイノシン酸が含まれている。野菜に含まれるグルタミン酸との相乗効果でよりおいしくなるというわけだ。

   野菜を油でコーティングすると熱が逃げず、より高温で調理できるという効果もある。

辛さが違うカレーも簡単に作れる

   オイルを絡めた野菜を耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600ワットの電子レンジで3分加熱したら、水(150ミリリットル)を加えてさらに2分加熱する。

   カレールー(50グラム)は5ミリほどの薄さにスライスし、加熱した野菜に加えてかき混ぜ溶かす。たれに漬けておいた肉も加えたら、隠し味のトマトジュース(無塩、100ミリリットル)を注ぐ。トマトジュースにはグルタミン酸とグアニル酸が含まれていて、味に深みを与えてくれる。

   最後に600ワットで5分チンすれば、電子レンジカレーの完成だ。

   試食した副島淳リポーター「めっちゃいい匂い!柔らかい。本当にちゃんとカレーですね。すごいぞ、これは」

   家族で辛さの好みが違う場合も、全員分の具材を下ごしらえしてから、ルーを加える段階で具を分けて各々の好みのルーを入れれば、簡単に辛さが違うカレーが作れる。

   近江友里恵キャスター「電子レンジで調理する場合、温めすぎると急に沸いて吹き出すこともあるので、ラップをして十分注意しながら加熱してください」