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〈監察医 朝顔/第4話〉(フジテレビ系)
青酸カリウムによる連続変死事件の陰に謎の「おクスリ」サイト。朝顔が解剖していた遺体から青酸ガス発生、間一髪助かるが...

   野毛山署管内のハイツで、21歳の女子大学生・松田千佳(本間彩子)の変死体が発見される。監察医・万木朝顔(上野樹里)らの解剖の結果、死因は青酸カリウムによる中毒死と判明した。

   同じころ、父親で野毛山署刑事・万木平は休暇で東北を訪れ、東日本大震災の津波で行方不明になっている妻・里子(石田ひかり)の手がかりを探していた。そこに地元の主婦が現れ、平にボロボロになった腕時計を見せる。それは主婦の親族の遺品で、平が見つけた物だった。

   主婦はお礼を言いたくて、平を探していたのだ。黙々と里子の手がかりを探し続ける平だったが、今度は里子の父親・嶋田浩之(柄本明)が現れ、平に「もう来ないでくれ。いい加減に受け入れろ!」と語気を荒く言い放つ。

青酸カリウム自殺が全国で3件も起きていた

   一方、女子大学生・千佳の死が自殺として処理されようとしていた矢先、野毛山署管内でまたもや変死事件が発生する。公園のベンチで血まみれになって死んでいたスーツ姿の男は、解剖の結果、首を切られた後に青酸カリウムを飲んでいたことが分かった。被害者はなぜそんなことをしたのか?

   強行犯係係長・山倉伸彦(戸次重幸)は、この2か月間に全国で青酸カリウムによる自殺が3件も起きていることを知り、管内で起きた2つの事件の関連を調べるよう指示した。すると、過去3件の自殺ではパソコンやスマートフォンのデータがすべて削除されていたことが分かったが、松田のパソコンには運よくデータが残っていた。

   千佳は「おクスリ学院」というサイトを通じて青酸カリウムを手に入れていたのだ。学院長を名乗る人物は、服毒する前にパソコンなどのデータを初期化するよう勧めていた。平は山倉に、サイトの名前を公表して注意喚起することを提案した。

   ところが、その後、事態は急変する。解剖室で執刀中の朝顔の目の前で突然、青酸ガスが発生。ほかの者は間一髪、部屋の外に避難したが、逃げ遅れた朝顔は意識不明の重体に陥ってしまう。緊急搬送先の病院の救急救命医・小野寺(神野三鈴)の懸命の処置により、朝顔は一命を取り留めることができた。

   朝顔が青酸ガスに倒れたのは偶然の事故か、それとも......? 一連の事件の裏に隠された恐るべき悪意に、朝顔も平もまだ気づいていない。(2019年8月5日よる9時放送)

寒山