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プレーの合間に駄菓子ムシャムシャ... 全英女子優勝の渋野選手に現地実況が「こんな選手見たことないです!」

   20歳の新人プロゴルファー、渋野日向子選手が4日(2019年8月)、全英女子オープンで歴史的優勝を飾った。日本人のメジャー制覇は、1977年に全米女子プロ選手権に勝った樋口久子さん以来42年ぶり、史上2人目の快挙だ。

   「スマイリング・シンデレラ」と呼ばれ、海外メディアもほれ込む笑顔が魅力の渋野選手。初めての海外遠征で、普通なら極度の緊張に陥ってもおかしくない中、輝くような笑顔で、楽しそうにプレーしていた。好物の駄菓子、それもタラの珍味をムシャムシャと食べていたのもすごい。その大物感は現地の関係者も驚いたほどだ。現地では「こんな選手見たことないです!優勝争いです!初出場です!」と実況された。

   優勝後のインタビューでは「後半はあまり緊張しなくて、最後のパットもそこまでは緊張しなかったです」「コーチとべらべらしゃべりながらできたので、バーディーパットも入らなくてもいいやと思って打ったら、入ったので良かったです」などと答えた。やはり、タダモノではない。

高校時代の恩師「普段からああです。素のままのゴルフです」

   デビューわずか1年で世界の頂点まで駆け上がった渋野選手。高校時代の渋谷選手を指導し、プロ決断の後押しをした田淵潔さんは「飾ったりすることもないし、素のままで楽しくゴルフをしている感じです。高校時代からそうです」と、大舞台でも人に左右されず、自分のゴルフを貫きとおす精神力がその強さの秘訣だと話す。

   一方で、高校時代はゴルフ団体で全国優勝を果たしたにも関わらず、「自分が足を引っ張ってしまった」と泣いたこともあるほど責任感が強く、自らのプレーに常に厳しく向き合ってきたことも明かす。ソフトボールも大好きで、ゴルフに凝り固まらずに色々なスポーツをしてきたのも強みだという。

   「3日目、4日目と、前半はちょっと崩れそうになる場面もあったが、後半バーディーラッシュで追い上げてくるところに、渋野さんの強さが現れているような気がしました」と司会の小倉智昭が言うと、田淵さんも「今年はミスをした後も取り返すようなゴルフをずっとしていましたので、必ず巻き返してくれるとは思っていた」と笑顔を見せた。

   三田寛子(女優・タレント)「うちの子どもがゴルフをしていて、今朝も中継を観ていたらしくて、『お母さん、やっべえよ、渋野選手やっべえよ』って言いながら家を出て行きました」

   小倉「ゴルフ部のお子さんのおやつは、これからはイカ、タラですね」