2019年 8月 17日 (土)

<セミオトコ>(テレビ朝日系)
この夏、セミの鳴き声がいとおしくなる木南晴夏&山田涼介の「7日間の恋と同居暮し」やはり岡田惠和は外さない

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   こういうの好きだなあ、と思わずつぶやいてしまった。山田涼介主演。ジャニーズドラマかという先入観を持ちつつ見たが、始まってすぐ、そんなものはなくなり、ドラマの世界に引き込まれた。こういう大人のおとぎばなし、好きだなあ。やはり、岡田惠和脚本は外さない。

   山田涼介演じるセミオは7日間しか地上で生きられないセミ。アパートの前の地中で6年間過ごし、住人たちの声を聞いていたという設定である。ある時、木南晴夏演じる大川由香(おかゆ)にその命を助けられ、人間の男性に変身した。「あなたの望みを叶えるから、7日間、一緒にいて良いですか」と、アラサーのおかゆの元にやってくる。

生きることが苦手なアラサー女子となんでもする変身男

   ヤンキーの両親(高杉亘&田中美奈子)に育てられ、兄(三宅健)も伝説のツッパリで、窃盗事件を起こして妹に通報され、警察に捕まる。田舎に居づらくなったおかゆは東京に出ることにした。「おかゆ」というのは自ら考えたあだ名だ。小学生時代、クラスでみんなのニックネームをつけようということになり、密かに楽しみにしていたが、いざ、自分の番になると、「大川さん?」「そんな人いたっけ」と散々だった。その時、自分で考えたのが「おおかわゆか」の一部をとって、「おかゆ」だった。

   時々、幼少期からのせつない話が再現されるのがパターンのようで、第2話では、誕生日会を開こうと、友達を招待したからと母に頼んだのに、結局、何もしてもらえず、自分で飾りつけをして、ケーキや料理も自分で作ったが、誰ひとり来てくれなかった。

   コミュニケーション下手で、生きることが苦手なおかゆが、セミオの出現で明るくお喋りになる。そんな心の変化を、木南が巧く演じる。なんでもするというセミオに、「生きてていいんだよって言って、そっと抱きしめてください」とおねだりもするようになった。そして、抱きしめられるシーンに涙が出た。7日間という限りある時間、おかゆとセミオの行方が気になる。

ハッピーなエンディングにしてほしい

   どういうかたちであれ、ハッピーで終わらせて欲しい。セミは悲しくて鳴いているわけではなく、「なんてすばらしい世界なんだ」と喜んで飛び回っているんだという台詞もよかった。セミの鳴き声をうるさいなどと言ってごめんなさい。人生を謳歌しているところ、悪うございましたと、とりあえず謝っておくことにした。

   今年の夏はセミオのおかげで、セミの鳴き声も愛しく思える(金曜よる11時15分)

くろうさぎ

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