2020年 4月 5日 (日)

週刊誌・夏の合併号の間隙突かれた小泉・クリスタル「電撃できちゃった婚」

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京アニでは35人のうち10人。事件被害者の名前を公表するかしないか・・・警察に決めさせる危険

   京都アニメーション放火殺人事件から2週間以上経って、ようやく犠牲者35名のうち、10名の名前を京都府警が発表した。なぜ、全員の名前を発表しないのか。その疑問に週刊新潮が応えている。

   週刊新潮によると、京都府警は遺族にアンケートをしていたというのである。

   「質問の内容は、実名公表の可否、マスコミの取材を受けられるか否か、そして、取材を受けるとしたら誰が受けるか、といったもの」(全国紙の社会部デスク)で、了承した遺族が10人、残る25人の遺族は匿名希望だったという。

   しかも、これは府警の判断ではなく、警察庁の栗生俊一長官の意向が働いたと見られているそうである。何でも警察が責任を負うのはおかしい、全員の名前を公表すれば、実名公表に反対している遺族もいるから、批判の矛先は警察に向く。そうならないように、「遺族の了承が得られた場合のみ公表する」という無難な判断をしたのではないかといわれているそうだ。

   だが、報道されない被害があると話すのは、少年犯罪被害当事者の会の武るり子代表だ。<「私の場合、少年犯罪で息子を失ったのでマスコミにほとんど扱われなかった。それで私と主人は顔も実名も出して声を上げたのですが、しばらく経ってようやく記事になった。その記事を見て、息子の存在が認められたような、息子が生きてきた証を得られたような気持ちになれたのです」>

   事件被害者は原則すべて公表する。どうしても公表してほしくないという遺族に関してだけ考慮する。警察が公表するかしないかを決めるのを止めさせないと、恣意的にやるようになり、それはとても危険なことだと田島泰彦・早稲田大学非常勤講師が指摘している。私もそう考える。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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