2020年 1月 26日 (日)

週刊誌・夏の合併号の間隙突かれた小泉・クリスタル「電撃できちゃった婚」

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「半グレ」を英雄扱いのようなNスペ特集の違和感!制作スタッフは連中の危険性どこまでわかっていたか

   週刊ポストが、かつてフィクサーといわれた男・許永中のインタビューをやっている。イトマン事件28年目の真実とあるから、何か喋っているのかと慌てて読んだが、何のことはない。自分の在日朝鮮人として生きてきた昔を回顧している部分が大半である。事件についてはこういうだけだ。

   <「イトマン事件と石橋産業事件については、言いたいことは山ほどあります。まぎれもなく無罪だったと今でも確信している。ただ、それを今さら言ったところで、私の時間は帰ってこない」>

   おいおい、そいう話じゃないだろうが。近いうちに自分の半生を書いた本が出るそうだ。このインタビューの内容では、きっと自己弁護、自分にとって都合のいい話ばかりを書いたものになると思う。

   7月27日(2019年)に放送されたNHKスペシャル「半グレ 反社会勢力の実像」が話題だ。大阪ミナミを闊歩する「拳月(ケンムン)」と「テポドン」と名乗る半グレの若者が顔を出して、自分は半グレという意識はない、犯罪とは無関係だと主張する。

   週刊現代によれば、あたかも「英雄」であるかのように取り上げているが、「拳月」は、K-1のリングにも上がったことがある元格闘家で、トラブルになった男に重傷を負わせるなど、複数の逮捕歴があるそうだ。

   半グレのシノギの中で一番多いのは、振り込め詐欺などの特殊詐欺だそうだ。暴排法にも引っかからず、逮捕され、集団が解散しても、また集まってグループを作る半グレは、警察にとっても厄介な存在のようである。

   そうした人間たちを、無批判に持ち上げ、組織拡大の片棒を担いだとすれば、Nスぺに問題ありだろう。

   だが、こうした危険な存在が世間にあると知らせることも必要だ。Nスぺのスタッフが、どこまでそのことを考えて、このドキュメンタリーを作ったのか、知りたいものである。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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