2020年 1月 26日 (日)

気が付いたら生活資金が底をついてた!追いつめられる老親と仕送り家族

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「ひきこもり」いよいよ抜け出せなくなる「べきオバケ」

   ひきこもり問題では、NHKが行ったアンケートをきっかけにラインを通じて語り合うグループができた。そこから浮かび上がったのは、「こうあるべきだ」と親や周囲が押しつける「べきオバケ」の雰囲気だった。

   「働いてなんぼ」「みな苦労して稼いでいる」というプレッシャーを受けながら、働きたいけど働けない、一歩を踏み出せずにいるという共通項的な現実が多くの人にあった。取材を続けてきたジャーナリストの池上正樹さんは、「ちゃんとしなきゃダメという無意識のバイアスに苦しめられるんです」と分析する。

   ひきこもりの当事者たちは「(親たちによって)正社員管理職のキャラが設定されている」(30代男性)、「心身ともに崩れて治療に通ったが、両親に精神科とは恥ずかしいといわれてショックを受けた」(39歳男性)、「その年齢なら恋人がいるべきだと言われた」(千葉の女性)と訴える。「あの家の子はこんな大学にいき、こんな活躍をしているという比較から、べきオバケが生まれます。自分はこんなことをしていていいのかとあせります」と話す57歳男性もいた。

   白梅学園大学の長谷川俊雄教授は「こうあるべきというゴールを設定すると、空回りして、ひきこもりが長期化、深刻化することがあります」と警告する。「悩みを書いて吐き出し、思いを共有することが大事です」と当事者同士のつながりが有効な点も指摘した。

   ひきこもり体験があるタレントの中川翔子さんは、「その『べき』がオバケでなく、べきエンジェルに変わればいいけど」、お笑い芸人の千原ジュニアさんは「働くべきが大事な部分もあり、そこに脱出の鍵があるのではないか」と前向きに考える。

   池上さんは「肯定してくれる人いれば、大きなきっかけになります」と、ひきこもりする人たちへの理解の重要性を強調した。

   *NHKクローズアップ現代+(2019年8月8日放送「夏スペシャル 解決のヒントは?"老後のお金"と"ひきこもり"」)

文   あっちゃん
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