2019年 9月 24日 (火)

お盆休み明けに依頼急増「退職代行サービス」会社行くのやんなっちゃったから代って連絡して

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   お盆休み明けのこの時期、「退職代行サービス」への依頼が急増する。上司や会社に、退職の意向を自分の代わりに伝えてもらうサービスだ。センチュリー法律事務所の小澤亜季子弁護士によると、お盆休み明けは前月の2倍の依頼があるという。

   20代の女性は「仕事も結構難しくてついていけなかったり、職場に怖い先輩がいたりして、精神的にきてしまった。本来なら自分で言うことですが、それがなかなか言えなくてどうしようと考えていました」と話す。依頼した翌朝には、代行サービスが雇用先に電話をし、「報告完了」というメールが届いた。

   20代の男性は退職を切り出したが、上司に説得されて辞められなかった。「(代行に依頼していなければ)おそらくまた引き延ばして後悔している人生を送っていたと思います」という。

突然の退職通知ファックスに職場はてんてこ舞い

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   会社側はどう考えているのだろう。今週19日(2019年8月)に退職代行を通じて「大変お手数をおかけしますが、依頼者は8月20日から出勤しないこととなります。有休消化日をもって退職とさせてください」というファクスを受け取ったある会社の担当者は、「急に引き継ぎもなく辞めたので、他の従業員がてんてこまいになった」と困惑を隠さない。

   20~40代の1000人を対象にした調査によると、「夏休み・お盆休み明けに退職や転職を考えたことはありますか」という質問に、3人に1人が「ある」と答えている。退職代行コンシェルジュの杉山佳吾さんは「長い休みになればなるほど、自分のことを考える期間が長くなります。それがきっかけで、退職を決意する方が多くなるのではないでしょうか」と話す。

人手不足でなかなかやめさせてもらえない現実

   背景について、「ツナグ働き方研究所」の平賀充記所長は、「人手不足で企業側の引き留めが激しくて辞めにくい場合、心を病んでしまう若い子もいるので、駆け込み寺のようにして退職代行サービスを利用する人が増えています」と説明する。

   ただ、安易な依頼も少なくない。小澤亜季子弁護士はこう話す。「パワハラや長時間労働などでメンタルが壊れてしまっている方については、弁護士が助けてあげる代行サービスが必要だと思いますが、自分で言うのは面倒なので、という方もいます。残念ながらリピーターの方もいます」

   真鍋かをり(タレント)「世の中にはブラックな会社もたしかにありますが、1回は自分で行くという勇気も大事だと思います」

文   キャンディ | 似顔絵 池田マコト
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