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立ち入り禁止・採取禁止無視!千葉・船橋「違法貝採り」注意されても開き直り「みんなやってる」

   千葉・船橋市の三番瀬海浜公園の立ち入り禁止区域に入り込み、貝を採る違法者が後を絶たない。「モーニングショー」が取材に出かけた時も、「立入禁止 水難事故多発」の大きな看板はまったく無視。柵を乗り越え、ネットをすり抜け、砂浜に下りる脚立まで用意して、首まで海水につかりながら貝採りに夢中の人たちが、ざっと数十人はいる。

   網袋に貝を詰め込んで上がってきた人に「立入禁止ですよ」と声をかけると、「みんでやれば怖くないので入った。これカキね、これがホンビノス」と、まったく悪びれる様子はない。

   岩場からカキを剥がす行為は、千葉県海面漁業調整規則で禁止されており、1000~1万円の過料なのだが、違法という自覚もないらしい。岩場のカキの採取は中国人に多いという。

法律・条例改正で徹底的に取り締まれ!

   ここが立ち入り禁止になっているのは、水難事故が絶えないからだ。今月1日(2019年8月)にも、貝を採っていた60代男性が100メートル沖まで流される事故があった。昨年9月には男女2人がおぼれて水死、過去7年の間に10件の水難事故が発生し5人が死亡している。

   高木美保(タレント)「見ていて、やるせなくなってきますよね。何度も危険ですよと注意されてもやるんだから・・・。法律や条例を変えるなどして、禁止区域に入った人には、罰金とか全部没収とか、自分たちのフトコロが痛む状況にならないと止めないでしょうね」。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「自分たちが食べる量以上に採っていから、店に出されたらと思うと、カキなんかは怖いですよ。貝毒は火を通しても安全でないものがある」

   番組の映像では顔をボカしてあるのだが、違法行為の現行犯なのだから、ハッキリと顏を出して放送したらどうか。