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疑惑が皮をむくように続々暴かれる「タマネギ男」 文在寅大統領の側近スキャンダルが命とりに

   文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領の最側近で次期法相候補になったチョ・グク氏(54)をめぐる疑惑が拡大し、政権が揺さぶられる事態になってきた。息子の兵役逃れ、妻の資産隠し、家族ぐるみの不透明な資産ファンド運営と、疑惑があまりにも続々と皮をむくように暴かれるので「タマネギ男」と呼ぶ声も出ているそうだ。

   チョ氏は2017年の政権発足と同時に、文大統領の下で高官の監視や司法機関の統括にあたる民情首席補佐官となった。文氏と同じ釜山出身でもあり「大統領が最も信頼する人物」といわれた。185センチの長身で、16歳でソウル大法学部に飛び級入学、アメリカ留学を経てソウル大教授になっていた。反日の急先鋒でもある。

娘の名門大学・大学院入学と奨学金取得に疑惑が

   しかし、娘(28)の名門・高麗大学、釜山大学大学院入学や奨学金取得の疑惑まで発覚し、コリア・レポートの辺真一編集長は「これに国民が一番怒っています」という。

   玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「こういうのが、庶民感情には一番ききますよ」

   司会の野上慎平「国民感情の不満が爆発したのではないですか」

   日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA、ジーソミア)の破棄通告は、チョ氏をかばうために国民の怒りの矛先を変えようとしたのだと批判する新聞もある。9月初めには国会で聴聞会が開かれそうだ。

   青木理(ジャーナリスト)「韓国の国会聴聞会は公開され、テレビ中継される。ここで文政権がどう扱うかが焦点です」