2019年 10月 20日 (日)

各地の名物まつり次々休止!見物客のマナー悪く安全確保・警備が間に合わない

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   大阪の天神祭は来場者130万人という夏の一大イベントだが、その警備費が年々かさんでいる。花火はとくに人気で、終わると帰路に人がどっとあふれる。300ページの警備計画書を用意し、自主警備責任者を務めた尾崎建爾さんは「今年動員した警備員830人は、10年前の2・5倍」と話した。

   2001年に兵庫県明石市で起きた花火大会事故では、人々が折り重なり11人が死亡した。以来、警備に負担が増した。

   今年の天神祭りでは、花火打ち上げ30分前の夜7時にはよく見える橋の上は人でいっぱいになったが、それでもさらに詰めかけてくる。制止も聞かず、進入禁止を示す黄色いテープをくぐりぬける男女が後を絶たなかった。

   7時半の打ち上げ開始時には、「抜けられへんの?」「迂回してください」といったやり取りがあちこちで起きた。橋の欄干を外からまたいで入り込もうとする危険行為もあった。午後8時前には近くの国道1号までがぎゅう詰め状態となった。

   体調を崩した来場者もいて、救急要請は30件。今年の警備費は4300万円と10年前の2倍に達した。

違法駐車、ゴミ散乱、規制線突破が横行

   長年続いた祭りや花火大会を中止するケースが、NHKのまとめで、この2年で50件もある。北海道旭川市の石狩川フェスティバルは、違法駐車がひどく、警備費が追いつかないため、よさこいステージと花火大会をとりやめた。神奈川県藤沢市の江の島花火大会は混雑予想で休止。横浜市の鶴見川サマーフェスティバルは、観客が増えたうえに、酔って海に入る人がいて、安全性を確保しきれず休止。どこもマナー違反、違法駐車、ゴミ散乱、規制線突破などのトラブルに主催者はお手上げという。

   こうしたマナー低下の原因として、目白大学の岡星竜美教授は「フリーライダー(ただのり)」現象を指摘する。「これぐらいなら許されるだろうとやる人がいる」「イベントの規模が大きくなって、規制しきれないこともある」という。

文   あっちゃん
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