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虐待死・船戸結愛ちゃん 瞼を閉じる最期の瞬間に残した言葉「お腹が痛い」

   「もうおねがい ゆるして ゆるしてください おねがいします」と書き残し、虐待の末に5歳で死亡した船戸結愛ちゃんの事件で、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の優里被告(27)の初公判がきのう3日(2019年9月)に東京地裁で行われた。

   公判では虐待の実態が明らかにされた。「朝4時起床、勉強などの日課の強制、出来ないと水のシャワーやベランダに放置、食事は1日に汁物1~2杯程度」といった残虐さだった。結愛ちゃんが亡くなった2018年3月2日の親子の最後の会話も初めてわかった。

   ・15時 うつろな感じになってきて「眠たいの?」と聞いたら「眠たくない」と言った

   ・17時 軽くグーパーするしぐさをしていたが 完全にはできていなかった

   ・17時30分 つらそうなので、うそをついて「ばあば、じいじがきているよ。ディズニーランド行こうね」と言ったら「うん」と言って笑った

   ・17時51分 「おなかが痛い おなかが痛い」と言ってまぶたを閉じた このとき以降まぶたを開けることはなかった

   ・17時55分 雄大被告(父親)が119番通報した

5歳の子どもに強要「目覚まし時計を止める」「お風呂を掃除する」・・・

   キャスターの水ト麻美アナが、家族が暮らしていた部屋のテレビの周りに書かれていた「結愛が朝起きてからすること」を紹介した。「目覚まし時計を止める・ドアを静かに閉める・静かに歩く・手を石鹸で洗う・顔を洗う・歯磨きをする・朝起きた時間と体重を量った時間を書く・勉強と運動を始めた時間を書く・息が苦しくなるまで運動する・夜になったらお風呂を掃除する・寝る前に体重を量る」とある。

   司会の加藤浩次「こんな無理なことをやらせて、さらに虐待を加えるのは考えられない」

   MEGUMI(タレント)「5歳の子にこんなことをやれというのは、もちろん無理ですが、子どもは外に親を悪く言わないものなんですよね。ですからSOSが出せない」

   松田丈志(競泳元日本代表)「母親の優里被告が夫の雄大被告が怖くてSOSを出せなかったと言っていましたが、DVの夫から妻が離れて独立することが大切ですね」

   宮崎哲弥(評論家)「親子で逃げられるシェルターみたいなものはないのでしょうか」

   加藤「母子2人で保護する形があったら、話は違ったかもしれない。児童相談所や警察など、どう判断したか、検討することが必要ですね」