2019年 9月 17日 (火)

優しい人間ばかりが出てくる岡田惠和脚本は悪くないが、内容はパンチ不足。人気タレント売り出し用のドラマか?
<セミオトコ 第1回~第6回>(テレビ朝日系)

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   ナイトドラマもついに人間以外になった。土の中で幼虫として近くの人間の言葉を聞いていたセミが、ついに羽化して地上に現れる。第1回では、羽化以前の幼虫が土の中でウロウロしている場面のマンガがものすごく可愛らしかった。「うつせみ荘」の住人は冴えないアラサーの大川由香(木南晴夏)が主人公で、大家は超ハイミスのくぎこ(檀ふみ)とねじこ(阿川佐和子)ら変人ばかり。
   美しい王子様の姿になって由香の前に現れたのはセミオ(山田涼介)で、もっさりして、人生に何の期待も先の希望も持たない平凡な女だった由香が、突然現れたセミオに恋してしまう。第6回では2人でのデート、セミオは自分がセミだと告白し、住人たちは・・・。
   優しい人間ばかりが出てくる岡田惠和の脚本なので、たった地上での命が1週間のセミの人生(?)を使い、すぐそこの命の終りを意識して生きる、を描く。可笑しいのは田舎の両親と兄で、3人ともに強烈なヤンキー。この3人が最後にどういう役回りをするのか。セミオはメイプルシロップを飲むと元気になるとか、小道具に気を使っているが、ドラマ全体としてはいささかパンチ不足である。
   ひねて考える筆者から見れば、大手所属の人気タレントで容姿の美しい山田涼介を主演させるために、わざわざ浮世離れした役どころを捻りだした結果、この時期のセミの儚さを擬人化したらいかが?と誰か知恵者が考え出したのではなかろうか。成功?それとも。(放送2019年8月30日23時15分~)

             

(黄蘭)

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