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最強台風15号が首都圏直撃 記録的な暴風のあとは記録的な猛暑が襲ってくる

   9日(2019年9月)未明に千葉市付近に上陸した台風15号。中心付近の最大風速は40メートルと、関東に上陸した台風としては史上最強クラスで、千葉市では観測史上最大の瞬間最大風速57.5メートルを記録。直撃を受けた首都圏は大混乱となった。

   きょう9日は多くの路線で午前8時頃からの運転再開が予定されていたが、線路上への倒木や架線への飛来物などで、東海道線や京浜東北線、総武線など多くの路線で復旧が遅れた。

台風が運んできた熱帯の空気で東京の最高気温は36度に!

   道路にも被害が出ている。神奈川県逗子市では、鎌倉と逗子をつなぐ小坪トンネル付近で土砂崩れが発生、トンネルの入り口がふさがれて下り線が通行止めに。都内でも街路樹が折れたり、根こそぎ倒れたりと各所で通行の妨げに。羽田空港国内線ターミナルの駐車場では、外壁改装工事の足場が数十メートルにわたって崩れた。

   台風が通過しても安心するのはまだ早い。危機管理アドバイザーの国崎信江さんは、河川や用水路に近づかないこと、切れた電線に近づかないこと、さらに、山が雨水を溜め込んでいるため数日間は土砂災害にも注意が必要だという。

   堀尾正明(フリーアナ)「昨日夜はそれほどでもなかったが、未明にかけて(強くなった)。特に今回は倒木で止まっているところが多い」

   増田雅昭(気象予報士)「台風は熱帯の空気を運んでくる『熱の輸送船』とも呼ばれ、今後は高温に注意しなければいけない。台風一過の今日は、東京都心の最高気温が36度と予想されている。停電で冷房が使えないところもあるので、風通しの良い服装や水分補給が必要。高温は今日がピークだが、明日も注意が必要」

   カンニング竹山(お笑い芸人)「36度というのはこの夏も何回かしかない」 司会の国分太一「熱中症対策をしてください」

文・みっちゃん