2019年 11月 21日 (木)

本当に韓流ドラマになってきた!「タマネギ男」の妻を電撃起訴、文大統領VS検察から目が離せない

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   韓国の疑惑の「タマネギ男」チョ・グク氏。今度は妻のチョン・ギョンシム東洋(トンヤン)大学教授が私文書偽造で在宅起訴される騒ぎとなった。

   コトの起こりは7年前。2012年9月7日にチョン氏が、娘の大学院進学を有利にするため、東洋大学総長の表彰状を勝手に偽造したというのだ。

   先週6日(2019年9月)、チョ氏の法相への適性を審査する国会人事聴聞会が開かれたが、野党議員は正しい表彰状を示しながら「娘さんがもらったものとは違う。あなたの妻が偽造したなら犯罪になりますよね」と追及した。大学総長は「チョ氏の妻に口裏合わせを求められた」と証言している。聴聞会でチョ氏は、総長と電話で直接話をしたことも認めた。

微罪なのに取り調べなしで起訴した検察の目的は?

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   チョ氏は「偽造事実が明らかになれば、妻に法的責任がある」としながらも自身の去就については「私には公職として最後の使命がある。最終的に決めるのは任命責任者の文在寅(ムンジェイン)大統領」とあくまでも法相に就任する意欲を見せた。

   私文書偽造の疑いで妻が在宅のまま電撃起訴されたのはその日の夜。7年間の時効が成立する直前だった。チョ氏は「被疑者を召喚せずに起訴した点は残念」とコメントした。

   ソウル市民からは「疑惑に説明できていない。法相になる資格はない」といった声も出ている。

   国際政治学者のクォン・ヨンソク一橋大学准教授によると、問題となった表彰状は、高校生相手に英語の教育ボランティアをしたというもの。入試における決定的な要素ではないが、こういう偽造を行ったこと自体は問題だという。

   ただ、聴聞会が行われ、疑惑の追及もこれで終わりという最後の段階で、検察がここまで介入してくることは異例中の異例。そこには検察改革の阻止という検察側の思惑も見えてくる。

韓国検察は、強大な権限が集中する世界でも異例の組織

   韓国検察は起訴権と捜査権の両方を持つ世界でも異例の強権組織だ。チョ氏は集中する権限を分散し、捜査権を警察に持たせる検察改革を行うとともに、検察や警察から独立し、捜査、起訴などの権限を持つ高位公職者犯罪捜査処の設置も目指している。こうしたチョ氏の改革案に検察が抵抗。チョ氏自身に疑惑がないため、親族を起訴し法相に任命しづらい状況を作っているというのだ。

   検察改革という意味ではユン・ソクヨル検察総長、文大統領、チョ氏の3人は、同じ方向を向いていたはずなのだが、ここに来てのユン氏の動きは、検察組織を守ろうとしているようにも見える。

   クォン准教授「検察改革は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権のときから構想されていた。大臣の任命は大統領と国会の合意で、検察は関与してはいけない。中立的立場を破るのは問題」

   政井マヤ(フリーアナウンサー)「(私文書偽造は)微罪だが、これしかなかったのか。死神(ユン検察総長)も良いカードを持っていないのでは」

   司会の国分太一「これをきっかけに(ファンドの問題などを)調べようとしている?」

   カンニング竹山(お笑い芸人)「時効直前ということもあるが、別件でしょっぴくのはよくあるやり方。本当に韓流ドラマみたいになってきましたね」

   ユン氏の捜査には「やりすぎだ、不当な捜査だ」と40万人の署名が集まっている一方、過半数がチョ氏の法相就任に反対という世論調査結果も出ている。

   番組終了後、文大統領はチョ氏の法相就任を強行した。国民からの批判を招き支持率低下が予想されることから、今後の日韓関係にも影響を与えそうだ。

文・みっちゃん

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