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〈監察医 朝顔/第9話〉(フジテレビ系)
朝顔の幼馴染もんじゃ焼き屋店主が妻を殺した? 無実を証明しようと立ちあがった朝顔だが...

   興雲大学法医学教室に解剖の依頼が入り、監察医・桑原朝顔(上野樹里)は同僚たちとともに準備をする。だが、運び込まれた遺体を見た朝顔たちは凍り付いた。遺体は朝顔の幼馴染だった、もんじゃ焼き屋の店主・浅井三郎(きづき)の妻・結衣(松長ゆり子)だった。その日の朝、結衣が自宅で死亡しているのを三郎が発見したのだ。結衣は階段の下に仰向けの状態で倒れていたという。

   つい先日、三郎の家族を自宅に呼んで食事会をしたばかりだけに、朝顔は動揺した。解剖を始めようとしたが、手が震えてメスを落としてしまう。主任教授・夏目茶子(山口智子)はメスを取り上げ、「邪魔です。出て行きなさい」と命じた。朝顔は自分を責め、監察医としての自信を失う。

   解剖の結果、頭蓋骨と頸椎に重篤な骨折が認められたものの、2階から転がり落ちたにしては背中の傷が少なく、上腕にまったく傷がなかったのが不可解だった。一体どんな落ち方をしなのか?

「妻殺害」ばかりか子どもの虐待まで疑われて...

   野毛山署検視官・丸屋大作(杉本哲太)は、解剖した夏目に「誰かに押されたという可能性はありませんか?」と尋ねる。他殺の可能性を疑っているのだ。朝顔はそんな丸屋に「さぶちゃんが結衣さんを殺すはずがありません」と食って掛かる。

   そのころ朝顔の父親で野毛山署刑事・万木平(時任三郎)と同僚の森本琢磨(森本慎太郎)は、三郎から事情聴取していた。三郎は「前夜は団体客があって忙しく、帰宅後すぐに寝た」「朝6時ごろ大きな物音がして目を覚ますと、階段の下で結衣が倒れていて、その横で1歳の次男が泣いていた」と証言した。

   その後の捜査で、以前に三郎が子供を虐待した疑いで児童相談所に通報があったことが分かり、三郎はますます窮地に追い込まれる。朝顔はその情報を伝えた強行犯係の係長・山倉伸彦(戸次重幸)にまで「虐待なんてあり得ない」と噛みつき、ますます孤立していく。

   「さぶちゃんの無実を証明したい」と結衣の再解剖を申し出た朝顔に対し、夏目は「あなたの職務は何ですか? 解剖は任せられません」と宣告する。この試練を乗り越えられなければ、朝顔は監察医として大成できないと考え、あえて突き放したのだ。

   そんな折、なんと三郎が野毛山署に出頭してきた。三郎は取り調べで「もうどうでもいいんです。結衣が死んだら、俺には何もないんです」と自暴自棄な態度を見せる。だが、三郎には幼い2人の息子がいる。その子供たちのためにも「自分ができるところまで、やれるだけやってみる」と立ち上がった朝顔だったが......。(2019年9月9日夜9時放送)

寒山