2019年 9月 19日 (木)

<だから私は推しました>(NHK総合)
地下アイドルにハマったアラサーOLの「オタ活」ちょっとやってみたくなった

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   アイドルの握手券欲しさに同じCDを何十枚も買うなんて信じられないっ!と思っていたが、このドラマを見て、そういう人たちの思いが少しわかったような気になった。

   地下アイドルはギャラがもらえるわけではなく、チェキ券やグッズを販売してそこから幾許かをもらう。チェキ券は一緒にチェキ(インスタントカメラ)を撮る券で、複数枚購入すると、長く話ができるなどなど、あまり知られていない地下アイドルとそのオタ(ファンのこと)たちの生態や活動内容がリアルに描かれていて興味深い。

   地下アイドルの話かと見ていたら、そんな単純なものではなく、途中からヒロインが警察で取り調べを受ける謎の場面になり、そこから物語が遡り、ヒロインの述懐になるなど、ストーリーが入り組んでいて、面白さがさらに増した。その謎も少しずつ解き明かされ、いよいよ最終回を残すのみとなった。

なぜか警察の取り調べ――謎解きも楽しみ

   アラサ―OLのヒロイン遠藤愛(桜井ユキ)は、リア充をアピールするため、結婚を意識している彼とのデートを勝手にSNSに投稿して、それが彼にバレて、フラれてしまった。

   そんな彼女が、偶然、地下アイドルのライブを目にし、そこで、歌も踊りも下手で、あきらかにまわりの子たちは異質なハナ(白石聖)を見つける。不器用なハナに自分を重ねた愛は、思わず罵声を浴びせたものの、謝り、一転して応援することになる。ライブに通ううちに、ほかのオタとも仲良くなり、オタ活に精を出し、生きがいを見つける。と、まあこんな感じ。

   アイドルオタクというと、アニメTシャツにリュック、イケてない男性ばかりというイメージがあるが、このドラマは男性ではなく女性、それもアラサ―OLがハマったというところがミソである。

聞いたら耳に残るハナたちの持ち歌「おちゃのこサニサイ」

   みどころの1つには、ハナが所属するアイドルグループ「サニーサイドアップ」(通称サニサイ)の持ち歌「おちゃのこサニサイ」が実にキャッチーでよくできている。一度聴くと耳に残る曲だ。ドラマのために作られたものだと思うが、どうでもいいような部分に手間をかけるところはさすがNHKだ。

   脚本は「ごちそうさん」「おんな城主直虎」(NHK)、近々では「義母と娘のブルース」(TBS系)の森下佳子のオリジナル。このドラマ、私も推します!

   (土曜よる11時30分~)

              

くろうさぎ

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