祖父母や両親の「延命治療」どうするか?7割が本人でなく家族が苦しい選択
2019.09.18 14:56
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元気なうちにみんなで「人生会議」
橋本奈穂子アナ「多くの人に、いつかは決断をしなければいけない時が来ます。いざという時が来る前に、本人を含めて、家族で話ができていることが大切になります」
この「人生会議」には、本人とその家族、治療を担当する医師や看護師、ケアマネージャー、介護福祉士などが出席し、延命治療を行うかどうか、最期はどこで過ごしたいかなどを話し合う。会議は一度ではなく、何度も行い、その時々の意思を確認しておく。記録を残しておくのも大事で、スマホで録画しておくのもいい。
医師で僧侶の玉置妙憂さんはこう話す。「必ず(気持ちは)変わるんです。まだ食べられている状態で、『食べられなくなったら』という話をしますが、事態はだんだん切迫してきます。食べられなくなったり、呼吸が苦しくなったり、どんなに人生会議を綿密に行って、要所要所で決断らしきものを出したとしても、体の状態などで変わってくるんです。繰り返し行うのはとっても必要ですし、家族としても『会議で決めたんだから。あの時ああ話し合ったじゃないか』というのではなく、変わっていくんだと思っていてください」
ゲストの勝村政信(俳優)「若いうちから話し合いを続けなきゃいけないのかな。結婚したら夫婦で話し合うとか、子供ができても話し合う、歳を取ってきても話し合う。人生会議だから、何かがスタートした時に話し合うのがいいんじゃないですかね」
文
ピコ花子